【H.モーザー】アルピーヌ・モータースポーツとのグローバルパートナーシップ締結を発表
スイスを拠点とする独立系ブランド【H.モーザー（H.MOSER & CIE.）】が、モータースポーツの第一線で活躍するアルピーヌ・モータースポーツの初のグローバルパートナーとなることを発表。今後、F1からロードカーまでアルピーヌ・モータースポーツの全種目における公式タイムキーピングパートナーとして活動することになる。
アルピーヌと強い繋がりを持つH.モーザー
2024年2月1日、H.モーザーはアルピーヌ・モータースポーツとグローバルパートナーシップ契約を結んだことを発表した。1955年に設立され、ルノーの車両をレース用にカスタマイズし、歴史的なラリーカーを生み出したアルピーヌ・モータースポーツと、200年近い歴史を持ちながら時計界のチャレンジャーであり続けるH.モーザー。この2ブランドに共通するのは、型破りな精神と大胆な姿勢だ。また、H.モーザーのオーナーであるメイラン家は、所有するアルピーヌの車両でレースに参戦しており、両者には以前から強い繋がりが存在していた点にも注目しておきたい。
両者のノウハウ共有で期待される革新的な相乗効果
今回のグローバルパートナーシップ契約は、H.モーザーがレース時に公式タイムキーピングパートナーとして活動するだけではない。両ブランドの各活動領域のイノベーションと技術を原動力とする製品及び体験の開発を目的とし、これまでにない全く新しいプラットフォームが誕生することになる。イギリスのオックスフォードシャー州にあるエンストンにあるBWT アルピーヌF1チームのテクニカルセンターとスイスのシャフハウゼン州にあるノイハウゼン・アム・ラインファルのマニュファクチュールとの交流プログラムを通じて、エンジニアリングから時計製造まで業界最高水準となる両社のノウハウの共有によって、革新的な相乗効果を生み出すことが期待されている。
H.モーザーとアルピーヌ・モータースポーツの“2024年”に注目
H.モーザーのCEO、エドゥアルド・メイラン氏は、アルピーヌ・モータースポーツとのグローバルパートナーシップ契約について、次のように語る。「コラボレーションにおいて私の興味を引くのは、新しい領域を探求し、他の人とさまざまな取り組みを楽しみ、異なる視点を共有することです。私は、父がアルピーヌの車両でレースに参戦しているのを見て育ちましたが、アルピーヌはラリーレースで負け続けており、軽量化を図るためにアルピーヌが車両の余計な部分を極限まで削ぎ落としたり、新素材を模索したりして限界に挑戦しているのを知っていました。今回、両ブランドが力を合わせることで、ハイエンドスポーツカーブランドとしての地位を強化するというアルピーヌの野心に貢献できること、そしてモーザーファンの皆様に、私たちH.モーザーがアルピーヌをこよなく愛する理由を知っていただけることを誇りに思います」
