【巨人】「スガコバ」で今季初3連勝! 小林誠司V打で582日ぶり打点! 菅野智之が6回無失点で2勝目
◆JERA セ・リーグ ヤクルト0―5巨人(11日・神宮) 巨人が投打にヤクルトを圧倒し今季初の3連勝を飾った。菅野智之投手が小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで先発し、6回まで投げ3安打無失点、小林の先制打が決勝点となり今季2勝目を挙げた。「スガコバ」で開幕から12イニング連続無失点となった。 【写真】殊勲打の小林誠司、塁上で笑顔のガッツポーズ 菅野の神宮での登板は、自己最短の1/3回を6失点だった昨年7月17日以来。1回、3回を3者凡退、2回、4回も走者を出したが後続を打ち取り無失点に抑えた。 5回は2死から高橋奎二投手の当たりが菅野の足に当たって遊撃前に飛ぶ内野安打、塩見泰隆外野手が左前打で続き一、二塁とされたが、青木宣親外野手を空振り三振に打ち取り無失点。6回は3者凡退で、この回までで3安打無失点で降板した。 「1点もやれない展開だったので少し窮屈な投球になりましたが、その中でも無失点で抑えられたのは良かったです。細かいコントロールがまだまだだったので、次の試合はしっかり投げ切れるようにまた調整していきます。今日は誠司が上手くリードしてくれました。感謝です」と右腕は女房役に感謝した。 7回からは2番手で中川皓太投手が登板。ヒットと送りバントでの1死二塁から、代打・川端慎吾内野手を四球で歩かせたところで、阿部慎之助監督がバルドナード投手を投入。北村拓己内野手、塩見を連続空振り三振に仕留め、得点を許さなかった。 巨人打線は2回、先頭・岡本和真内野手の左前打から2死満塁としたが、菅野智之投手は空振り三振に倒れた。 3回も萩尾匡也外野手の中前打と岡本、坂本勇人内野手の連続四球で2死満塁としたが、佐々木俊輔外野手が左邪飛に打ち取られ、2イニング連続で満塁のチャンスで無得点。 5回は萩尾が2打席連続ヒットとなる中前打で再び先頭で出塁したが、盗塁失敗でチャンスをつぶし3人で攻撃を終えた。 だが、6回にようやく、小林が先取点をたたき出した。 岡本、坂本が倒れた2死から佐々木が四球を選び出塁すると、プロ入り初の盗塁を決め2死二塁。ここで小林が詰まりながら左前に運び、二塁から佐々木が生還。今季初ヒットで菅野に貴重な先取点をプレゼントした。「(菅野)智之が頑張っているので、何とかしたかったので泥臭くいきました。智之を援護できてよかったです」と小林は塁上でガッツポーズして喜びを爆発させた。 追加点がほしい巨人は8回、3番手の木沢尚文投手を攻め、門脇誠内野手が中前打、岡本が左翼線二塁打で続き無死二、三塁。坂本は遊ゴロに倒れたが佐々木が左犠飛を放ち、貴重な2点目を奪った。 2点のリードで迎えた8回はドラフト1位ルーキー西舘勇陽投手が登板し、2番からの好打順も3者凡退に抑えた。 ジャイアンツ打線は9回に吉川尚と門脇のタイムリーで3点を追加。5ー0となった最終回はケラー投手が締めて、巨人が今季初の3連勝を飾った。
報知新聞社