普段1万6千円程→4万6千円のホテルも…歴史的円安の中で迎える「春の高山祭」市内宿泊施設ほぼ満室状態
毎年4月14日・15日に岐阜県高山市で行われる春の高山祭は、秋の高山祭とは異なり、旧高山城下町南半分で「日枝(ひえ)神社」の山王祭として行われる。 【画像】春の高山祭の人出 屋台12台が登場し、うち3台でからくり奉納も行われる。 今回2024年は、新型コロナが5類に移行してから初めての春の高山祭ということで、18万人と予測されている。 コロナ禍の頃は、屋台行事も中止になるなど、観光客がほとんどいない時期もあったが、コロナ禍前の水準まで戻る見通しだ。 今回は「円安」をきっかけに訪日する外国人観光客が多いタイミングでの開催となった。 2024年2月のデータでは、国内ホテルの客室単価は1万8915円と、2023年2月と比べて25.5%増となっていて、しかも前年比で26カ月連続で増加している。 主な要因は円安で、特にアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアからの観光客が増えていることだ。また、物価高や人材不足などの要因もある。 現在、高山市内のホテルはどこもほぼ満室状態だということだ。 普段は1万6000円ほどのホテルが4万6000円になるところもあるなど、日本人にとっては高いと思うが、円安のため外国人観光客には安いと捉えられているようだ。 (東海テレビ)
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