クマの目撃や被害が相次ぐ中、この秋山のブナの実は「豊作」という予想が発表されました。これからのクマの出没に影響があるのか専門家に聞きました。 きょうも青森市内真部の県道2号沿いの畑などで目撃され注意が必要なクマ・・・。 東北森林管理局はクマの好物・ブナの秋の結実予想について県内は豊作と発表しました。 一般的には豊作の年は山にエサがあり人里に下りることは減ると言われています。一方「大凶作」だった去年県内の出没件数は過去最も多い1,133件に上りました。 専門家はブナの結実だけで行動は説明できない部分があるとした上で…。 ★森林総合研究所　大西尚樹　動物生態遺伝チーム長 「去年ほどの大量出没ではないと思いますがそもそものベースとしてクマの数が増えているその分布域も広がっている クマの密度が高いどうしてもクマが人里に出てきたり山際での作業で事故が起きたりということはある」 今の時期はクマのエサが山に少ないため行動範囲が広くなるとして注意を呼びかけています。