重賞初挑戦の8番人気牝馬ランベリーV 赤嶺本浩師「机をたたいて応援した」/ゴールドジュニア
<ゴールドジュニア>◇10日=大井◇S3◇ダート1400メートル◇2歳◇出走12頭◇1着賞金1300万円◇1、2着馬にハイセイコー記念の優先出走権 8番人気の牝馬ランベリーが直線の争いから抜け出し、重賞初挑戦、初制覇を果たした。矢野貴之騎手(40)は21年ママママカロニ以来のゴールドジュニア制覇。赤嶺本浩調教師(71)は、ゴーディーで制した17年サンタアニタT以来の重賞勝利となった。 スタートを決めて道中は中団待機。直線に入って力強く脚を伸ばすと、最後は競り合うオーシンレーベンとの争いに決着をつけた。手綱を取ってきた矢野騎手にとって、4走前の新馬は“苦い思い出”だ。スタート後に外ラチ沿いへ逸走。最後まで走ったが、大差のしんがり負けだった。「そういう意味で責任を感じていました。爆発力はこのメンバーでも劣らないと思っていたので、その通り結果を出せてホッとしています」と安堵(あんど)の表情だ。赤嶺本浩師は「最後は久しぶりに、机をたたいて応援しました」と笑顔。今年は暮れの東京2歳優駿牝馬を大目標に、戦線を歩んでいく。【渡辺嘉朗】