事務所ライブ『月笑』2連覇お笑いトリオ・サルベース「コントのリズムを意識したらちょっと変わった」
太田プロの事務所ライブ『月笑』で2連覇!
今年7月、9月、太田プロの事務所ライブ『月笑』で2連覇を果たしたお笑いトリオ・サルベースの折田智久、松山弘樹、ともやっぷ。漫画チックな世界観やパワフルな折田のツッコミがライブシーンで注目を浴び、徐々に頭角を現し始めた3人だ。 【画像】「ダチョウ俱楽部さん…すげぇ~!」大先輩からリアクション芸を伝授… 勢いづく3人のインタビュー【前編】では、YouTube企画で初共演を果たしたダチョウ俱楽部のすごさなどを語ってもらった。 後編では、太田プロエンタテイメント学院の7期生として出会い、紆余曲折を経てトリオとなった彼らは今どんなことを感じているのか。事務所ライブで2連覇できた理由、学生時代のエピソード、トリオ結成までの経緯など、これまでの歩みから3人の魅力に迫る。 ◆今後お笑いのトレンドは“拍”になると思います(笑) ――事務所ライブ『月笑』で2連覇。10月は3位に終わりましたが、ここ最近の勢いは何が要因だと思いますか? 折田:去年まで『月笑』みたいな大きなライブの前だけ、細かい修正をしていたんです。今年からライブの本数が増えたので、そもそも試せる場数が多くなって修正する機会が増えた。最終的に最初の台本とはまったく違うネタになってるのは大きいと思います。 とも:去年は月10本ぐらいのライブだったのが、今はもう30本超える月もありますからね。一応ライブは忙しくさせてもらっています(笑)。やっと若手のライブ界隈の数をこなす層に入れたかなっていうのはありますね。 松山:一言で言うと、ネタの修正力の成長。去年までは自分たちの中で「これ強いぞ」ってネタで臨んでもなかなか上位に入れなくて。逆にそこまで自信がないネタをいっぱい修正したら今年初めて優勝できたって感覚があります。 折田:あと去年、『アルピーテイル』(テレビ朝日系)で共演した元うしろシティの阿諏訪(泰義)さんに「ツッコミがシンプルなこと言い過ぎ」みたいに言われて、いろいろやってみたんですけどなかなかうまくいかなくて。 それで松山とともやっぷがパンパンパンパン、パーンってしゃべったときに僕がバーンって大声でツッコむみたいな、サルベースのコントのリズムを意識したらちょっと変わったかもしれないですね。 とも:それで言うと、今年の『キングオブコント』の準々決勝に出たときに、レインボーのジャンボ(たかお)さんが僕らのネタを見て「キミたちはウケる“拍(はく)”だよね」って言ってくださったんですよ。僕ら暗黙の了解のリズムでやってたんですけど、そこを褒められたのが新鮮で。 しかも、ジャンボさんも先輩から「コントには“拍”がある」ってアドバイスされたらしくて。「キミたちは間違ってない」って背中を押していただけた気がしてすごく嬉しかったんですよね。一時期、人(にん)ってワードが流行りましたけど、たぶん今後お笑いのトレンドは“拍”になると思います(笑)。