ビッグクラブから熱視線!争奪戦開始の注目株21歳FWとは?「みんなが視察に」と伊紙
チェゼーナに所属するアルバニア人FWクリスティアン・シュペンディを巡って、イタリアのビッグクラブによる争奪戦が開始したと、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が19日、伝えている。 カッラレーゼでプレーするスティヴェン・シュペンディの双子で、チェゼーナに所属するクリスティアン・シュペンディ。21歳のアルバニア人FWは、今シーズン、10ゴールをマークするなどしてセリエBを席巻し、ビッグクラブから熱視線を浴びている。 イタリア紙は「クリスティアン・シュペンディ、この名前を頭にしっかり入れておくべきだ」と強調。「もはやみんなが視察に向かっている」逸材であることを伝えている。現在は、足首のケガにより1カ月弱の離脱となる見込みだが、「その間、メルカートのうわさ話がますます真剣になってきている」とみられる。すでにユヴェントスが直近の複数の試合を視察したほか、ナポリもそばで動向を追っており、「外国のクラブも、それぞれの007を通じて、夏の攻勢を準備している」と報道。来夏の移籍市場における注目株となっている状況を伝えた。 フィオレンティーナに至っては、すでに交渉を開始したことが報じられているが、チェゼーナ側は、少なくとも1500万ユーロ(約24億円)の移籍金を要求。「クラブ再生のシンボル」でもあるエースのシーズン中の放出を望んでいない。逸材の流出を警戒するチェゼーナは、今月初めに年俸を倍増して契約を2028年まで延長している。 さらに同紙は、アンコーナ生まれのシュペンディ兄弟がアルバニアだけでなく、イタリアのパスポートを持つことにも言及。「特にクリスティアンは、アッズーリのユニフォームを目指せるかもしれない」と期待を寄せる一方で、アルバニアにルーツを持つファリ・ラマダニ氏が代理人を務めることから、現時点で、2人は両親の母国であるアルバニア代表に「愛着を抱いている」との見方を示した。いずれにしても「クリスティアンが今後もこのリズムを続けていけば、移籍金がさらに高額になったとしても驚かない」とメルカートの動向に注目した。