モデル・岩堀せりが語る“不機嫌”の対処法「人に期待しすぎないこと。“わかってほしい”よりも気持ちを伝えることでイライラを解消」
人には期待しすぎないようにしている
「私が生きていくうえで大事にしていることの一つが「人に期待しすぎない」こと。 これは、昔誰かに期待をして傷ついた経験と、自分が期待されたことが嫌だな、と思ったのがきっかけですね。自分の気持ちが誰かの行動や言動で決まるのが嫌なんです。自分ですべての責任とったほうが楽だし、期待することによって思い通りの結果にならなかったときに、人のせいにして言い訳している自分も気持ち悪い。 決めているのはすべて自分だからと考えると、神様みたいな気分になれる。だって、他人を変えるよりも自分の考え方を変えたほうが圧倒的に楽じゃないですか。誰かのせいで〇〇だったって言うのはかっこ悪い。人に期待しすぎないことで嫌な気持ちになることが減るし、自分と向き合ったほうが断然生きやすいと思うんですよね」
いつもご機嫌でいるために
「ここ数年、ホルモンバランスの影響であまり体調がよくない時期があり、気持ちが落ち込んでいるときも多かったです。本当に具合が悪いときはゆっくり過ごすのが一番ですが、もし動けるぐらいの不調なら、ヨガのような軽い運動するのが一番スッキリする気がします。ずっとだらだらと部屋に閉じこもっているよりも、少しでも動くことで気持ちもリセットできる。あと、睡眠はもちろん大事ですし、不調のときは意識してきちん食事を摂るようにしているかな。 そして私は一人でいると、いろいろと考えこんでしまいどんどん気持ちが落ちてしまうので、できるだけ人に会うようにしています。家族や友達とおしゃべりするのが最高のストレス発散。お酒を飲んで人としゃべるのは、現実逃避という意味では、私にはとても効果的ですね。アメリカではいいお店が近くになくてなかなかできないけど、日本だったらカラオケも大好きです」
不機嫌な人に出会った時は？
「もしも職場などで不機嫌な人に出会ってしまったら……イジります(笑)。なんでしょう、ちょっぴりいじわるかもしれないですが、場の空気を悪くした当事者に、遠回しにわからせたいのだと思います。私は、学生時代も偉そうな態度を取る理不尽な先生がいたら、ひるまずに思ったことを伝えていたタイプ。そうすると、相手は怒っている自分が恥ずかしいとなり違う行動に出ることが多かったです。でも、家族だとしたら、良くないのかもしれませんが、大体は相手の機嫌を取ってしまいがち。機嫌悪い人が家にいるほうが嫌なので、自分が少しでも頑張って平和になるんだったらそっちのほうがいいなと思ってしまう。体調があまりよくなくても、子どもたちがハッピーでいられるように、どこかに連れて行っちゃいますね。まあ、ゴロゴロしている日ももちろんあるし、相手がイライラしていたら同じ態度で反応してしまうときもあるので、子どもたちから見た私はいつも怒っている印象かもしれないです。 昔、誰かに『せりはとりあえず褒めておけば大丈夫』なんて言われたことがありまして、そのときは『どういうこと？(怒)』なんて思いましたが……、よく考えればその通り。私は褒められたらご機嫌になります。それを家族みんながわかってくれるので、夫も子どもたちもよく褒めてくれます。でも、人って誰しもそういう部分はあると思うんです。一番身近な人に褒めてもらうだけでご機嫌になれますよね。世の中の夫婦も、ちょっとしたことでいいから、夫が妻を褒めれば家族全員がハッピーでいられるのでは？と感じることがたくさんある。意外と効果バツグンなので、みなさんもご家族に試して欲しいです」
岩堀せり
唯一無二の存在感で女性ファッション誌『ViVi』『GLAMOROUS』のメインモデルを努め、現在は「otona MUSE」を中心に、モデルとして活躍。デビュー当時はあまり多くなかったクールな見た目とファッションで新しいファッションモデル像を確立し、現在もカリスマ的人気を誇る。日本の伝説的ロックバンドGLAYのリーダーのTAKUROさんを夫に持ち、ティーネイジャーの息子と娘、そしてわんこの4人と一匹の仲良し家族。現在はL.A.と東京を往復する生活を送っている。 Instagram: @iwahoriseri
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