勤務先から1億円を横領、58歳女に懲役5年の判決 「服飾品の購入で返済に窮し」大津地裁
勤務先から約1億円を横領したとして、業務上横領罪に問われた無職の女(58)=滋賀県長浜市=の判決公判が8日、大津地裁であり、大嶋真理子裁判官は懲役5年(求刑懲役7年)を言い渡した。 【画像】横領事件が起きた長浜市 判決によると、長浜市内の小売業者の経理責任者だった2018年7月~22年5月、業者の口座から計約70回にわたって現金を引き出し、計1億260万円を横領した。 大嶋裁判官は判決理由で「上司からの信頼を裏切る卑劣で悪質な犯行」と指摘。「服飾品の購入などでカードローンの返済に窮し、横領行為に手を染めた。経緯に酌むべき点はない」として実刑が相当だと判断した。