賃上げの定着、AI・半導体分野へ重点支援など 「骨太の方針」を閣議決定
政府は、経済財政運営の基本となる「骨太の方針」を閣議決定しました。 年末の予算編成にも反映される「骨太の方針」では、物価上昇を上回る賃上げの定着に加えて、価格転嫁対策や企業の生産性の向上などを重要課題に位置づけました。 また、産業の競争力や経済安全保障の観点からAI・半導体分野に重点的に投資支援を行い、「法制上の措置」や「支援手法の多様化」を検討するなどとしました。 財政の健全化については、行政サービスを提供するための経費が税収などで賄えているかを示すプライマリーバランス=基礎的財政収支について、これまでどおり2025年度の黒字化を目指すと明示しました。 人口減少が本格化する2030年度までを対象とした「経済・財政新生計画」を定めて、経済再生との両立を前進させるとしています。
テレビ朝日報道局