小6の自分から贈り物 えとタイムカプセル開封 福島県猪苗代町
福島県猪苗代町の若者の夢や思い出が詰まった「えとタイムカプセル」の掘り起こし式は10日、町内のリステルパーク内にある猪苗代ハーブ園で行われた。2012(平成24)年の埋設当時、小学6年だった参加者が12年前の自分からの贈り物を手にした。 猪苗代の子供たちの夢を応援する会が2007年から取り組んでいる。将来の自分への贈り物を学校ごとに宝箱に詰め、箱の鍵を入れたタイムカプセルを12年後に取り出している。 埋設当時、小学6年だった約70人が参加した。宝箱を開けると、自分に宛てた手紙、写真、メダルなどが見つかり、歓声が上がった。千里小卒でソフトボール部主将だった遠藤雅弥さん(23)=白河市=は「よく頑張りました」と記したソフトボールを手にした。「当時を思いだし、新鮮な気持ちになった。仕事などを一層頑張りたい」と話した。 応援する会の鈴木長治会長(リステルグループ社主)が「力を合わせ、町の発展、平和な社会づくりに貢献してください」と呼びかけた。