BE:FIRST RYOKI=三山凌輝、朝ドラ『虎に翼』にかける熱い想い 持ち前のキャラで乗り切る大舞台
5月27日放送の連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合)にBE:FIRST・RYOKIこと三山凌輝が初登場した。RYOKIが演じるのは主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)の弟・猪爪直明。初登場となった41話では、帝国大学入学を目指して岡山の学校で勉強をしていた直明が、卒業資格を繰り上げでもらって帰宅するシーンが描かれた。それ以降、猪爪家の一員として毎話登場しており、直明を好演。シリアスの中に組み込まれているコミカルなシーンでもしっかり存在感を示し、BE:FIRSTとしてトークをする際のRYOKIの良さも生きているのではないだろうか。 【写真】朝ドラ俳優デビューを果たしたBE:FIRST RYOKI 出演者発表時のコメントで「役者としての1つの大きな目標でしたので心から感激」と語っている通り、RYOKIにとって同ドラマ出演は大きなキャリアの一つになるはずだ。だからこそ、同ドラマに対する熱量も高い。 例えば、5月28日放送の『あさイチ』(NHK総合)に出演した際は、「すごい緊張したんですけど、豪華な俳優さんたちに全てを任せようと思い、自分の持つべきバックグラウンドだけ持って挑ませていただいた」と話しつつも、「筋トレハマっちゃったくらいの時に出演させていただくことになりまして、そのタイミングで顔合わせしてもらった時に『ちょっと大きいねー』って。『ですよねー』と思って10キロくらいですかね、落としました」と大幅減量をして臨んだと語った。しかも2ヵ月以内という短期間での減量だったようで、RYOKIのストイックさとプロ意識の高さ、同ドラマへの熱量の高さが伝わってきた。
BE:FIRST RYOKI、監督・共演者に支えられ大舞台を乗り切る
一方で、大舞台だけに緊張もあった様子。主演を務める伊藤のインタビューを見ると、はじめは緊張していたとのこと。伊藤は「私は昔から先輩ぶることに抵抗があり「緊張しているの?」と声をかけられないので、監督から声をかけていただけるようにしました」とさりげないフォローをしていたことを明かしている。さらに、「『頑張れ!』と思いつつも、普通の話をしていたほうが緊張もほぐれるかなと思い、この前ライブツアーで北海道に行っていたようなので『北海道のどこでなにしたの?』とか作品には全然関係のない話をしていました(笑)」と続けていた。こうしてRYOKIは先輩となる共演者や監督に支えられていることもあって、いい演技ができているのだろう。 とはいえ、「凌輝くんが現場に慣れるのは、すごく早かったですよ」、「突然、監督が現場に来て『あいうえお!かきくけこ!』と大きな声でやり始めて、凌輝くんもそれに乗っかり謎に『あいうえお!』がスタジオで響き渡る時間があって(笑)。そのあたりから凌輝くんの手の震えが収まり、今ではみんなとワイワイ喋っています」という伊藤の話を見ると、さすがRYOKIと唸ってもしまう。スムーズにチームに溶け込めているのも、持ち前の人懐っこさとノリの良さがあってこそなのだろう。 41話でのRYOKIの登場を受け、SNS上には歓喜の声が多く見られた。たしかに、直明の登場は新鮮さと安心感があったように思う。また、番組公式InstagramにRYOKIの画像がアップされると、様々なコメントが書き込まれている。同ドラマで彼を知った様子の方も少なくない。これが入口となってBE:FIRSTへの注目度もさらに高まっていくことは想像に難くない。もちろんRYOKIが大舞台を無事完走できることを祈りつつ、今後の動きにも注目し続けたい。
高橋梓