ミュージカル『ビリー・エリオット』オープニング公演開幕 4人のビリーがサプライズ登場
ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』のオープニング公演が、2024年7月27日に東京建物 Brillia HALLで初日を迎えた。 【全ての写真】ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』オープニング公演初日より 1980年代のイギリス北部の炭鉱の町を舞台に、バレエダンサーを目指す少年ビリーと彼を取り巻く大人たちの姿を描いた映画『BILLY ELLIOT』(邦題『リトル・ダンサー』)を、監督を務めたスティーヴン・ダルドリー自らが演出を手がけ、世界最高峰のクリエイターと共に2005年にミュージカル化した本作。今回のビリー役を演じる浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一は、約1年にわたる育成型のオーディションと、半年のレッスン・稽古期間を経て、本作に挑む。 オープニング公演の初日は、日本公演通算200回目という記念すべき日で、興奮と感動に包まれる中、スペシャルカーテンコールとしてビリー役4人全員がサプライズ登場。初演からお父さん役として出演している益岡徹は「3度目の日本公演となります『ビリー・エリオット』のオープニング公演が幕を開けました。そして本日、このステージは日本で行われた『ビリー・エリオット』の公演で200ステージ目になります。ここからスタッフの皆さんとキャスト全員の力を合わせて走り抜きます。ひとりでも多くのお客様に観ていただきたいと思っております!」と観客に向けて挨拶した。 『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』は、オープニング公演を2024年8月1日(木) まで実施。その後、8月2日(金) から10月26日(土) まで本公演が行われるほか、大阪では11月9日(土) から24日(日) にSkyシアターMBSで上演される。 【あらすじ】 1984年の英国。炭鉱不況に喘ぐ北部の町ダラムでは、労働者たちの間で時のサッチャー政権に対する不満が高まり、不穏な空気が流れていた。数年前に母を亡くした少年・ビリーもまた、炭鉱で働く父と兄、祖母と先行きの見えない毎日を送っていた。 父はビリーに逞しく育って欲しいと、乏しい家計からお金を工面し、ビリーにボクシングを習わせるが、ある日、バレエ教室のレッスンを偶然目にし、戸惑いながらも、少女たちと共にレッスンに参加するようになる。ボクシングの月謝で家族に内緒でバレエ教室に通っていたが、その事を父親が知り大激怒。バレエを辞めさせられてしまう。 しかし、踊っているときだけはツライことも忘れて夢中になれるビリーは、バレエをあきらめることができない。そんなビリーの才能を見出したウィルキンソン夫人は、無料でバレエの特訓をし、イギリスの名門「ロイヤル・バレエスクール」の受験を一緒に目指す。 一方、男手ひとつで息子を育ててきた父は、男は逞しく育つべきだとバレエを強く反対していたが、ある晩ビリーがひとり踊っている姿を見る。それは今まで見たことの無い息子の姿だった。ビリーのあふれる情熱と才能、そして“バレエダンサーになる”という強い思いを知り、父として何とか夢を叶えてやりたい、自分とは違う世界を見せてやりたい、と決心する。 11歳の少年が夢に向かって突き進む姿、家族との軋轢、亡き母親への想い、祖母の温かい応援。度重なる苦難を乗り越えながら、ビリーの夢は家族全員の夢となり、やがて街全体の夢となっていく……。 <公演情報> Daiwa House presents ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』 脚本・歌詞:リー・ホール 演出:スティーヴン・ダルドリー 音楽:エルトン・ジョン 出演: ビリー・エリオット(クワトロキャスト):浅田良舞 石黒瑛土 井上宇一郎 春山嘉夢一 お父さん(ダブルキャスト):益岡徹 鶴見辰吾 ウィルキンソン先生(ダブルキャスト):安蘭けい 濱田めぐみ おばあちゃん(ダブルキャスト):根岸季衣 阿知波悟美 トニー(兄)(ダブルキャスト):西川大貴 吉田広大 ジョージ:芋洗坂係長 オールダー・ビリー(トリプルキャスト):永野亮比己 厚地康雄 山科諒馬 ほか 【東京公演】 オープニング公演:2024年7月27日(土)~8月1日(木) 本公演:2024年8月2日(金)~10月26日(土) 会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場) 【大阪公演】 2024年11月9日(土)~11月24日(日) 会場:SkyシアターMBS