福原愛さん側の弁護士、長男を引き渡さなかったことは「不適切」と断罪 理由は「当時、相談していた方からのアドバイス」
卓球女子の2012年ロンドン五輪団体銀、16年リオ五輪団体銅メダリストの福原愛さん(35)が15日、東京・日本外国特派員協会(FCCJ)で会見を開き、元夫で元卓球男子・台湾代表の江宏傑氏(35)と4歳の長男の親権について和解したことを報告した。 【写真】少しやつれた…?江宏傑氏と和解を報告した福原愛 江氏と福原さんは16年9月に結婚。福原さんは17年10月に長女、19年4月に長男を出産している。21年7月に離婚が成立したことを発表。2人の子供については共同親権を持つとしていたが、江氏側によると、福原さんが昨年日本に長男を連れて帰り、以降連絡を絶っていたという。 福原さんは、紺のジャケット姿で登場。「共同親権」で合意し、和解が成立したことを伝えた。福原さんは「この度は、私のことで皆さまにご心配、ご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳なく思っております。江さんと和解しましたので、この場で皆さまにご報告させていただきます。これからは江さんと協力をして、子供を育てていきたいと思っております。皆さまには、どうか温かく見守っていただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします」と伝えた。 江氏側によると、福原さんは長男と中国へ渡っていた時期があり、江氏側による引き渡しの強制執行を実行できなかったという。結果として、江氏は刑事告訴。福原さん側の酒井奈緒弁護士は、福原さんが刑事告訴された後に依頼を受けたことを明かした。酒井弁護士は「福原さんが面会交流期間を過ぎても江さんに息子さんを戻さなかったことに端を発しています。以降、息子さんを江さんに引き渡すように裁判所に命ぜられても福原さんが息子さんを江さんに引き渡さなかったことは不適切と言わざるを得ません」と言い切っていた。 なぜ、福原さんが引き渡さなかったのかも説明。「当時、福原さんが、この件を相談していた方から、そのようなアドバイスをされていたためと聞いております」と酒井弁護士とした。そして「私たちからは福原さんに『態度を改めないとダメだ』という話をさせていただきました。これに対して福原さんにおいても理解し、納得したことから私どもの方から(江氏側の)大渕弁護士の方に刑事弁護の過程で和解を申し入れるに至りました」と経緯を説明していた。 会見には、江氏側の大渕愛子弁護士、台湾の許聖波弁護士、福原さん側の押久保正人弁護士が出席した。