『金ロー』「かがみの孤城」今夜地上波初放送 主演・當真あみ&原恵一監督からコメント到着 原作は辻村深月の「本屋大賞」受賞作
2月9日(金)放送の『金曜ロードショー』(日本テレビ系 午後9時~)は、「かがみの孤城」を地上波初放送。主演の當真あみ、原恵一監督からコメントが到着した。 【写真】主人公のこころ(声:當真あみ) 「本を最もよく知る立場」である全国書店員が選ぶ「本屋大賞」を2018年に史上最多得票数で受賞した辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」。ファンタジーミステリーでありながらも「不登校の痛み」を感じる少年少女たちを題材にした作品で、子供から大人まで幅広い世代からの支持を集め、累計発行部数は200万部を突破した。 そんな多くの人から愛される「かがみの孤城」を、「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「カラフル」などを手がけ、繊細な心情描写で知られる原恵一監督が劇場アニメ化。主人公のこころの役を、1000人を超える応募者からオーディションで射止めた、當真あみが演じた。 <當真あみ コメント> ◆主人公こころはどういうキャラクターで、演じる上で工夫・苦労したことは何でしょうか? 引っ込み思案ですが、勇気をもって立ち向かう姿を、見てくださる方に応援してもらえるような女の子になるよう意識しました。自分の声だけで表情や気持ちを表現しないといけないところが、初めてだったので難しかったです。 ◆注目してほしいシーンはありますか? 鍵探しをしていく中で、だんだんと変化していく7人の関係性をぜひ見てほしいです。 ◆この作品はどんな方々に見てもらいたいでしょうか? 劇場上映を見逃してしまった方も、また、何度も見てくださった方にも、ぜひ見ていただきたいです。金曜ロードショー「かがみの孤城」、ぜひお楽しみください! <原恵一監督 コメント> ◆小説「かがみの孤城」映像化に当たり、どう演出しようと思いましたか? 本作は、不登校とかいじめとかっていうことが描かれている作品です。いつまでたっても、こういう問題はなくならないんだな、悩んでいる子がたくさんいるんだな、ということをあらためて知りました。そういうものを描くからには、そういうテーマにちゃんと向き合った作品にしなければと思って臨みました。 ◆注目してほしいシーンはありますか? 主人公は「こころ」という中学1年生の不登校の女の子で、自分をいじめてくる子たちへの黒々とした気持ち、それに悩んでいたこころが、かがみの向こうの城で出会った子たちとの関係性を作っていく中で、変化していきます。あることをきっかけに自分以外の子を必死に助けようと、「自分の悩みなんかもう関係ない。その子を助けたい」っていう気持ちで行動するシーンが出てきます。 決して強い子ではないんですね、僕は「泣き虫のヒロイン」と呼んでいたんですけど…、こんな気持ちのヒロインの涙、泣きながらも必死に行動するという「こころ」という女の子の変化。そういうところを皆さんにしっかり見ていただきたいなと思っています。 ◆この作品はどんな方々に見てもらいたいでしょうか? 不登校だったり、いじめに遭っている子たちっていうのは、こういうものを扱った作品を、自分から見る気持ちには、なかなかなれないと思うんですけど。 かつてそういう目に遭ったけれど、今はちゃんと生きている人たち、そういうことが過去形になっている人たちが、「かがみの孤城」を見て「今こういう作品も見られないし、何も前向きになれないような子たち」に対して、本当に小さいアクションでも起こすきっかけになってくれると、とてもうれしいなぁと思います。