国交省、飛行検査技術の国際シンポ 名古屋で日本初、7月に5日間
国土交通省航空局(JCAB)は5月21日、飛行検査技術について情報交換するシンポジウム「国際飛行検査シンポジウム(IFIS 2024)」を7月に名古屋市で開催すると発表した。各国の飛行検査関連機関などが参加し、検査実施方法の改善提案などを議論する。同シンポジウムを日本での開催するのは初めて。 【写真】飛行検査機Q300の機内 飛行検査とは、全国の空港に設置されたILS(計器着陸装置)や管制システム、航空灯火などが正常に機能しているかを、検査機を実際に飛行して検査・検証する業務を指す。IFISは各国の飛行検査関係者が集まる唯一の国際シンポジウムで、2年に1回開催される。シンポジウムには関連機関のほか飛行検査装置メーカー、機体メーカー、大学研究者などが参加する。 IFIS 2024は7月8日から12日までの5日間を予定し、ポートメッセなごや コンベンションセンター(名古屋・港区)と、中部空港(セントレア)内の飛行検査センターの2会場で開催する。関係機関や飛行検査装置メーカーなどがブースを出展し、製品や技術力をアピールするほか、検査センターでは、国交省所属の飛行検査機や防衛省所属の飛行点検機を展示する。
Yusuke KOHASE