『遺族』『裁判員』『主治医』青葉真司被告に死刑判決...それぞれの心境「主文を聞いて涙がぽろぽろ出た」「判決しないといけないのは苦しくもあった」【京アニ裁判】
(寺脇(池田)晶子さんの夫)「本当に晶子がこれで浮かばれるのか、子どもがこれで本当に100%前を向いて生活していけるのか。そっちの不安があったのもまた正直なところ事実です」 また、京都アニメーションも代理人を通じて「判決を経ても無念さはいささかも変わりません。彼ら彼女らが精魂込めた作品を大切に、そして今後も作品を作り続けていくことが、彼ら彼女たちの志を繋いでいくものと念願し、社員一同、日々努力をしてまいります」とコメントしました。
そして143日にも及ぶ裁判の裁判員を務めた人も会見。京都府内の候補者500人の中から選ばれた12人の裁判員(補充裁判員を含む)のうち、6人が会見に出席しました。 (裁判員を務めた会社員 40代)「被害者の方々の被害感情を聞いていると、すごく心に突き刺さるものがあったので、判決をしないといけないのはすごく苦しくもありました」 (補充裁判員を務めた人 50代)「命の重さをひしひしと感じて、家族の方、被害者の方の気持ちを思うと本当に今でも涙が出そうになります」
判決後、青葉被告の主治医だった上田敬博医師も取材に応じました。上田医師は、全身の9割以上にやけどを負った青葉被告の治療にあたりました。「被告を生かし、裁きにかけることが犠牲者や遺族のためになる」、その一心で治療を続けました。 【2019年8月に撮影された動画より】 (上田敬博医師)「5回手術している。あと少なくとも4回は手術をします」 青葉被告に、いま思うことは。 (上田敬博医師)「自分が犯してしまった大きな過ちに関しては、それを受け止めて罰を受けて償わないといけない、こういうことに向き合いなさいと一貫して言ってきましたので、おそらくもし次会うことがあっても同じことを言っていると思います」 (2024年1月25日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)