矢吹正道、当日計量は1時間早く解放、2年7カ月ぶり王座へ「不屈の闘志」【ボクシング】
ボクシングのIBFライトフライ級タイトルマッチ（12日、愛知県国際展示場）の前日計量が11日、名古屋市内で行われ、挑戦者の元WBC同級王者・矢吹正道（32）＝LUSH緑＝が、王者のシベナティ・ノンシンガ（25）＝南アフリカ＝と同じくリミットを200グラム下回る48・7キロで一発クリア。IBF特有の当日計量のトラブルも一件落着し、ゴングを待つ。 前日計量後、関係者の動きが慌ただしくなった。「当日計量で、もめるかも」。矢吹陣営によると、試合会場近くに宿を取ったノンシンガが、同市内への片道約1時間の車移動に難色。当日計量は別々に行う代わりに、矢吹が1時間早く計量する。体重計の数字から、少しでも早く解放されるプラスを生かす。 ノンシンガと初対面した矢吹は「お互いに似たタイプ。必然的にKO決着になる」と予告して「不屈の闘志で、最後までリングに立っています」と勝利宣言。2年7カ月ぶりの世界王座返り咲きへゴングを待つ。
中日スポーツ
