名古屋うまいもん通り改装 会社員のランチ需要も狙い撃ち
愛知県名古屋市の名古屋駅・太閤通口側に11日、商業施設「名古屋うまいもん通り」がリニューアルオープンする。店舗はこれまで13店舗だったが、家電量販店跡地などを再開発して飲食店街に改装。面積を広げた結果、一気に30店舗となり「名古屋名物」をはじめとしたバリエーション豊かな店舗が揃った。近隣企業の会社員や新幹線などを利用する観光客らの選択肢が増えると注目を集めている。10日午前に行なわれた内覧会をさっそくのぞいてみた。
30店舗で居心地の良い空間作りを意識
今回開発エリアとなるのは、名古屋駅太閤通口側の南西部約1600平方メートル(店舗区画のみ)のゾーン。既存店13店舗に17店舗が加わり、合わせて30店舗もの飲食・物販店が集合する。 新たに出店するのは台湾ラーメン発祥の店として知られる「味仙」のほか、パティシエの辻口博啓氏が手掛けるチーズタルト専門店「Cuitte」、東海エリア初出店となる「エビスバー」など。中には「同施設だけ」という限定メニューを販売する店舗もあるという。 同施設を手掛ける名古屋ステーション開発の小林さんは「今回の開発エリア内は見通しの良い通路を配し、明るく居心地の良い空間作りを意識しました」と説明。続けて「2か所の休憩スペースもあるので、ゆっくりと過ごして頂ければ」と話していた。
名古屋初進出の店、地元素材使ったメニューも
今回のリニューアルにより、名古屋駅初出店となる飲食店、食物物販店舗は9店舗となる。その中で、エリア初出店となる「エビスバー」の担当者は「ビアバーなのでビールに合う料理というのはもちろんですが、名古屋ということで味噌や名古屋コーチンなどの素材を使ったメニューも用意しました」と話す。 「エビスバー」はエビスビールをメインに扱った和モダンテイストなビアバー。これまで東京・大阪・京都などに出店しており、東海エリアへの進出は「名古屋うまいもん通り」で初めてのことだという。 ランチメニューで近隣企業の会社員の利用も狙っており、担当者は「サラリーマンやOLはもちろん、名古屋へ旅行に来た方にも気軽に利用してほしいですね」と意気込みをみせていた。 「名古屋うまいもん通り」の開業は11日午前10:00から(一部店舗を除く)。