マカオ税関、着衣や靴の中に隠す手口の密輸出事案3週間で8件摘発…大量の中古スマホなど発見
マカオ税関(マカオ税関)は8月24日、同月2日から22日までの3週間にマカオと外地との主要な陸路の玄関口となる2つのイミグレーション施設(關閘及び青茂)の税関検査場で着衣の中に隠す手口の密輸事案を8件摘発したと発表。 発見に至った密輸品の内訳は中古スマートフォン176台、コスメティック製品15点で、すべてマカオから中国本土への密輸出事案だったとのこと。 いずれも無申告で持ち出しを企図し、税関検査場の申告物なしレーンを通過した際の歩き方が不自然、衣服が異常に膨らんでいる、緊張した様子がうかがえたことなどから呼び止め、ボディスキャナーなどを使って詳細調査したところ、密輸品の発見に至ったという。
上述の8件の密輸事案に関与した8人はマカオ居民及び中国本土居民(35~66歳)で、税関では全員を最高5万パタカ(約90万円)の罰金が課せられる対外貿易法違反で起訴済みとした。 目下、税関では水際における検査体制を強化して臨んでいるとし、市民に対して物品の出入りに関する法令の遵守、また報酬を得て違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に関与することがないよう累次の呼びかけを行った。