「ネコ科は鳥インフルに弱い」米の保護施設20頭死ぬ ペットフードから感染の飼い猫も
米西部ワシントン州の野生動物保護施設で大型のネコ科動物20頭が高病原性鳥インフルエンザに感染して死んだ。また、西部オレゴン州では七面鳥の肉を使ったペットフードを食べた飼い猫が死んだ。米メディアが報じた。 【画像】自主回収されているペットフード(メーカーのホームページから) 保護施設によると、ピューマやサーバルキャットなどがこの数週間で相次いで死んだという。施設を運営するNPOの担当者はUSAトゥデー紙に「猫は鳥インフルに特に感染しやすい。初期症状は軽いが急速に進行し、肺炎のような症状で24時間以内に死ぬことが多い」と話した。 一方、オレゴン州で七面鳥の冷凍生肉を使ったキャットフードを食べた飼い猫が鳥インフルエンザに感染して死んだことが確認され、メーカーが自主回収を始めた。 日本の農林水産省によると、この製品は今のところ国内での流通・販売は確認されていないが、念のため非加熱の鳥肉や乳を使ったペットフードを輸入する際は注意するよう求める事務連絡を25日付で業界に出した。