パーソナリティの吉田麻也

吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也の切り替えて行こう！」（毎週土曜9：30～9：55）。吉田麻也が“何があっても切り替えて行こう！”というDFならではのスローガンを掲げ、最新のニュースやリスナーからのメールに鋭く反応していく番組です！ 5月4日（土・祝）の放送では、“長谷部誠選手の引退”について語りました。

「現在ドイツ・ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトに所属している長谷部誠選手が、今季限りでの引退を発表しました。日本代表のキャプテンとしてワールドカップ3大会出場し、日本代表キャプテンとして出場した試合数は歴代1位の81試合を誇ります」 吉田：長谷部選手は現在40歳。ブンデスリーガ優勝（2009年VfLヴォルフスブルク在籍時）、2022年には（アイントラハト・フランクフルトで）「UEFAヨーロッパリーグ（EL）」を制覇し、多様なポジションでプレーできるユーティリティな選手として活躍されました。（交代枠を使い切った後に）ゴールキーパーが退場したときに（長谷部選手が）ゴールキーパーを務めていた試合を僕も観たことがあります。 日本代表でも114試合に出場しています。ちなみに、マウントを取るわけではないですが、僕は126試合出場です（笑）。とはいえ、100試合を超える選手というのは本当にすごいですし、それだけ求められている理由があるということだと思います。 何といっても長谷部選手は“タフ”、40歳まで続けていることだけでタフだと思います。ただ、ここ数年はいつ辞めてもおかしくない状況だったと思いますし、本人も（プレーに）満足できなければ辞める覚悟があったんじゃないかと思います。そんななかで、出番が回ってきたときにしっかりパフォーマンスを出すことが本当に素晴らしいと思います。 年齢を上がったら特にそうなんですけど、大体ベンチに長くいると、パッと試合に出されて、パッと（期待に応える）パフォーマンスを出すのってすごく難しいんですよ。それをここ数年ずっとやってきたことは、本当に準備の賜物というか、プロフェッショナルだなと思います。 僕は公私ともにお世話になっているので（長谷部選手の引退に関して）SNSでも反応しましたけど、正直“早く辞めてくれないかな”と……（笑）。だってほら、35～36歳の僕らの世代が（現役を）続けていても、40歳の長谷部さんがいるから全然すごくない感じになっちゃうんですよ（笑）。 それで、長谷部さんが引退を発表したときに「麻也もあと4・5年は頑張ってね！」なんていう連絡がたくさんきましたが、“その4、5年がどれだけ長いか分かってるのか！”って言いたいです（笑）。それぐらい、土俵際の長谷部さんの戦いは間近で観ていて本当に素晴らしかったと思いますし、僕も少しでも（長谷部さんの）いいところを盗んで、今後のキャリアに活かせたらと思っています。 何より長谷部さん、本当にお疲れさまでした！（シーズン終了まで）残り数試合あると思うので、最後にもうひと花咲かせてほしいですし、引退後はしばらくゆっくりすると言っていたので、ぜひLAにも遊びに来てほしいですね。LAに来たら14年間もドイツにいたことを後悔するんじゃないかと思いますが（笑）。 （TOKYO FM「吉田麻也の切り替えて行こう！」5月4日（土・祝）放送より）