辛坊治郎氏が桂ざこばさんを追悼「誰よりも本当に人を愛した人」 「そこまで言って委員会」で共演
元読売テレビアナウンサーでジャーナリストの辛坊治郎氏が12日、ぜん息のため76歳で亡くなった落語家・桂ざこばさんをしのぶコメントを、古巣の同局の「かんさい情報ネット ten.」に寄せた。 辛坊氏が、「副委員長」や「議長」を務めていた同局の「そこまで言って委員会」で、ざこばさんは名パネリストとして番組を盛り上げた。 辛坊氏は訃報に「ちょっと信じられなかったですね、本当にショックです」と無念の声。「おそらくテレビをご覧になる方も、ざこばさんって好きなことをおっしゃる、大胆なというイメージなんだろうと思いますが、そばにいると本当に繊細な方だということがよく分かる。繊細な上に、人の気持ちがよく分かる。こちらが言ってほしいことをピンポイントで口から出してくれるというすごい人でした」と感嘆した。 落語は人情ものを得意としたざこばさんだが「誰よりも本当に人を愛した人だと思いますよ。晩年、ご自身で劇場(動楽亭)を作られて、チャンスのない若手の人たちに活動の舞台を与えるというようなことも積極的にやってらっしゃいました。優しくて繊細な人っていうのが、やっぱり本当の桂ざこば像だったと思います」と悔やんだ。
報知新聞社