ホンダの燃料電池車「FCXクラリティ」の生産始まる。1号車は米国向けで600ドル(約6.4万円)/月でリース販売【今日は何の日?6月16日】
●FCXクラリティは、さらに進化してクラリティFCとなるも生産は休止
2016年には、さらにFCXクラリティを進化させた「クラリティ・フューエルセル(FC)」のリース販売を開始。2014年から、トヨタのFCEV「ミライ」が市販化(個人向け販売)しているのに対し、クラリティFCは官公庁や企業へのリース販売だった。 この時点では、クラリティFCの販売価格は766万円(ミライ723.6万円)、FCスタック最高出力103kW (114kW)、タンク容量141L (122.4L)、航続距離750km (650km)と、クラリティFCはミライに対して価格は高いものの、航続距離で勝っていた。 クラリティFCは、2020年6月に個人向けのリース販売も始めたが、2021年8月に生産をいったん終了。一方のトヨタのミライは、2020年12月にモデルチェンジし継続的に進化を続けている。 ・・・・・・・ FCVの生産を中断していたホンダだったが、今年(2024年)夏に発売予定の新型FCEV「CR-V e:FCEV」をホームページで公開した。カーボンニュートラルをBEVとFCEVで対応するというホンダの取り組みの表れだが、普及が停滞しているFCEVの新たな第一歩になるか、注目だ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純