センバツ2023 チーム紹介 攻撃編 高松商(香川) 小技絡め 粘りの得点 /香川
高松商(香川)は昨夏の全国高校選手権大会で52年ぶりに8強入りしたメンバーから、横井亮太主将(2年)ら複数が残った。一方、昨秋のドラフト会議で巨人から1位指名を受けた浅野翔吾の抜けた穴は大きく、香川県大会、四国地区大会決勝は打線が振るわず英明に2連敗。「打線は特に弱いと自覚している」と横井主将は気を引き締める。 攻撃は派手さがない分、犠打など小技を絡めて粘り強く得点を奪う。四国大会4試合で、犠打は17個に上った。甲子園を経験している横井主将と久保慶太郎(2年)の中軸が、打線をけん引。秋の大会を通じて横井は3割4分5厘で7打点、久保は3割7分で9打点と、期待に応えた。秋の大会の収穫は市ノ瀬夢蔵(むさし)(1年)の成長。主に1番を務め、打率は3割5分に迫った。 冬は素振りなど基本に返り、ミート力の向上を図った。長尾健司監督は「1番から9番まで全員がつなぐ打撃に徹する。全ての選手が攻撃の要」と話す。【川原聖史】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇高松商の秋の大会の打撃成績 ・打率 301 ・本塁打 1本 ・三振 41 ・四死球 47 ・犠打飛 36 ・盗塁 13 ※県大会、四国地区大会の計9試合