【ライブレポート】FIRE BOMBER熱気バサラのツアー閉幕、福山芳樹&神奈延年がコラボ
FIRE BOMBERのギター&ボーカル・熱気バサラのツアー「MACROSS 7 30TH Anniv. BASARA EXPLOSION 2024 from Fire Bomber」の最終公演が11月1日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催された。 【画像】福山芳樹(他9件) FIRE BOMBERは、1994年放送開始のテレビアニメ「マクロス7」の劇中に登場したロックバンド。「MACROSS 7 30TH Anniv. BASARA EXPLOSION 2024 from Fire Bomber」では、熱気バサラの歌唱を担当した福山芳樹が全国4都市のZeppを巡った。 ソールドアウトとなった最終公演。開演前の場内アナウンスが終わると、どこからともなくバサラの名を呼ぶコールが発生し、紗幕の裏で準備を進める福山とサポートバンド・F-BANDにも伝わり、ギターをかき鳴らす音で応える。ライブは「PLANET DANCE」で幕を開け、「1.2.3.4.5.6.7 NIGHTS」「ROCK'N'ROLL FIRE」を経て、メンバー紹介がスタート。PONCHAN(Key)が自身のショルダーキーボードにシールを貼って、「マクロス7」の劇中でレイ・ラブロックが愛用しているものと同じデザインにしたことが明かされ、麻生祥一郎(Dr)は「福山さんと会った頃はメタルドラマーで、ツインドラムを使って、ビヒーダ・フィーズに近付くかな?というくらいだったんですけど、年を取るたびに減っていき……」と語った。 福山は「マクロス ダイナマイト7」のエンディングテーマ「PARADE」で演奏を再開。「HELLO」と「GOOD-BYE」をメドレー形式で歌ったのち、「マクロス7」のオープニングテーマ「SEVENTH MOON」で会場をひとつにする。続く「SUBMARINE STREET」ではイントロでミスがあり、福山は演奏をいったん止めて「どうもありがとうございました! 『SUBMARINE STREET』のイントロでした!」と照れ笑いを浮かべた。F-BANDのメンバーが姿を消すと、熱気バサラの声優を務めた神奈延年がゲストとして登場。熱気バサラというキャラクターを作り上げた福山と神奈による軽妙な掛け合いが、客席をほっこりとした空気で包む。福山がアコースティックギターを弾き「REMEMBER 16」が披露されると、2人のバサラの歌声が重なり合った。 神奈の出番が終わり、「HOLY LONELY LIGHT」でライブ後半戦がスタート。「NEW FRONTIER」「MY SOUL FOR YOU」が畳みかけられるとロマンチックなムードが場内に漂う。「皆さん、間違ってもいいので大声を出してください。思い残すことなく、最後までぶつけてきてください!」という福山の言葉で披露されたのは「DYNAMITE EXPLOSION」と「POWER TO THE DREAM」。客席のファンも大きな声を上げ、会場のボルテージが高まっていく。「TRY AGAIN」でライブ本編が締め括られたのち、熱気が冷めやらぬままアンコールに突入。代表曲「突撃ラブハート」に続いて「ANGEL VOICE」が演奏されるとシンガロングが巻き起こり、ツアーは大団円を迎えた。 Photo by Takuto.N、Tomohiro Onishi