ひこにゃんミュジアムの外観

　2006年に誕生した滋賀県彦根市の人気キャラクターひこにゃんの魅力を紹介する「ひこにゃんミュジアム」が9月29日、彦根城近くの観光施設・四番町スクエア（本町1丁目）にオープンした。原作者もへろんさんの世界観や、ひこにゃんの足跡を伝える資料が並び、関係者が多くの来場を呼びかけている。 　もへろんスタジオと四番町スクエアが共同で運営する。「ひこにゃんショップ」が1階にある食賓館四番町ダイニングを同ミュジアムに改称し、2階のフリースペース約120平方メートルに原画やグッズなど約300点を展示する。 　もへろんさんの世界観を紹介するコーナーには、ひこにゃん誕生のきっかけとなった彦根城築城400年祭に合わせて創作したキャラクター3案のイラストや、キャラ創作時のイメージ構想案の資料、新旧絵本の原画の複製パネルが並ぶ。誕生から現在までをまとめた略年譜もある。 　もへろんさんのアトリエを再現したコーナーには、東京五輪で競泳2冠の大橋悠依さんとひこにゃんを描いた油絵を期間限定で展示する。市内で撮影された映画や来年の大阪・関西万博、ゲームなどとのコラボ作品の紹介スペースもある。 　もへろんさんは「ひこにゃんが誕生して18年。多くの人に愛されてきたことを痛感するし、今後も絵本などで新しいストーリーを展開したい。ぜひ、聖地としてミュジアムで過ごしてひこにゃんの世界に浸っていただきたい」と話している。 　入場無料で無休。午前10時～午後6時（12～2月は午後5時）。