テレビ朝日ドラマ「スカイキャッスル」に出演する（中央から時計回りに）主演の松下奈緒、木村文乃、高橋メアリージュン、比嘉愛未、小雪

　テレビ朝日が大人気韓流ドラマ「SKYキャッスル～上流階級の妻たち～」を日本版にリメークする。7月期ドラマ「スカイキャッスル」（木曜後9・00）で、女優の松下奈緒（39）が主演する。 　舞台は、華麗なる勝ち組セレブ妻たちが暮らす高級住宅街「スカイキャッスル」。子供の高校受験争いなどを通し、見えやプライドが渦巻く様を描く。原作の「SKY…」は、韓国のケーブルテレビ局で2018～19年に放送され、最終回の視聴率は非地上波チャンネルで当時歴代最高の23・8％を記録。セレブ妻を演じる松下は「複雑な感情が入り交じった“実に人間らしいドラマ”」とアピールしている。 　テレ朝は22年、韓国の大ヒット作「梨泰院（イテウォン）クラス」を制作した韓国の大手スタジオ・SLLとタッグを組み、同作の日本版となる「六本木クラス」を放送。第1話のTVerでの見逃し配信再生数が当時の同局歴代最高を記録するなど、大きな話題となった。 　今作では「六本木クラス」の制作陣が再び集結。さらに「SKY…」も手掛けたSLLとのタッグも再結成。両社は5月17日、ドラマを中心としたコンテンツビジネス分野での相互協力や関係強化を目的とした協業協定を締結しており、より結束を強めている。韓国の人気ドラマを日本に積極的に取り込んでいく可能性もある。 　「六本木クラス」は全16話の原作を全13話に凝縮。そこで生まれるテンポの良さや物語の濃さが人気の秘けつにもなった。「スカイキャッスル」の原作は全20話で、より凝縮されることになる。松下は「原作の面白いところを残しながら、いろんな人物の気持ちをうまく乗せて物語に凝縮してある」と胸を躍らせている。タッグを組んでいるからこそ仕上がる濃密な物語に期待がかかる。 　松下のほか、セレブ妻役には木村文乃（36）、比嘉愛未（37）、高橋メアリージュン（36）が登場。小雪（47）は敏腕受験コーディネーターを演じる。