小池都知事定例会見11月18日(全文1)豊洲市場移転、早くて17年冬か18年春
補償について
そういう中で、次をお願いいたします。実際にこの移転を想定して準備をされてこられました市場業者の皆さま方への対応が極めて重要になってくるわけでございますけれども、まずこちらのほうで補償そして支援策の拡充、これは喫緊の課題でございまして、すでに今週15日には第1回の補償検討委員会を開催したところでございます。そして適切な補償を行うための補償スキームの構築に向けて議論を開始したところであります。 このスキームの検討に当たりましては市場業者の実情をつぶさに把握する必要がございますので、今後、業界団体の方々とも調整をさせていただいて、11月の下旬、今月の下旬から12月中旬にかけましてヒアリング等を実施してまいります。その上で年末になるわけでございますから、さまざまな支払い等が現実に迫ってくるわけでございまして、その上で12月の下旬から年明けの1月上旬にかけまして、客観的で公正な補償スキームを策定し、またそれに対して必要な対応を取っていくということでございます。 その次に1月中には補償スキームについてのご説明、さらに2月、3月には個別の相談や予備申請を受け付けさせていただきます。4月以降でございますが、正式に申請を受け付けまして、補償金の支払いを順次実施していくという形になります。 補償の対応と併せまして、これまで実施をしてまいりました移転時支援策の拡充を図ってまいります。ただ、今お伝えいたしましたように補償金の支払いは4月以降ということになりますので、それまでの間じゃあどうするんだという話になります。そこで資金繰りを支えるためのつなぎ融資を行わせていただきます。仲卸さんや関連事業者に対します特別融資といたしましては、具体的には融資限度額1,000万円、利子、保証料を都で全額負担するという形で大幅な拡充を図るものでございまして、こちらのほうは来月の1日、木曜日から開始をいたします。