本格的な海水浴シーズン前に海難救助訓練 飲酒後に溺れて死亡する事故発生 子供を助けようとして亡くなるケースも
RKB毎日放送
本格的な海水浴シーズンを迎えるのを前に福岡県福津市で海の事故を想定した海難救助訓練が行われました。 【写真で見る】海難救助訓練 金子壮太 記者 「福間海岸で行われている合同訓練では、海上保安庁のヘリコプターも出動し、溺れている人の救助にあたっています」 福津市の海岸で8日午前行われた海難救助訓練には、海上保安庁や警察、地元のマリンショップなど10団体から86人が参加しました。 訓練は海水浴をしていた中学生が沖に流され、助けようとした大人も行方不明になったという想定で行なわれました。 溺れている人をドローンやヘリコプターで捜索し、モーターボートや水上オートバイで救助する手順を確認していました。 福岡海上保安部 中嶋雅昭 部長 「お酒を飲んだ後に泳がれて溺れるという事故が非常に多いです。もう一つは子供が溺れた時に助けにいった父親が亡くなるという事故も多発しています」「(海を)決してなめないように、そして楽しんでほしいと思います」 古賀市の海岸では7日に酒を飲んだ後泳いでいた77歳の男性が溺れて死亡する事故も起きています。 福岡県で去年発生した水難事故は55件と、前年に比べ約1.5倍に増えていて、事故の半分以上が海で起きているということです。
RKB毎日放送