友達のフリをして近づきながら、人をディスってくる「フレネミー」への対処法は?
人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。 『OLセラピー』とは、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、行動心理学に基づいてお悩みを解決していくコーナーです。 今回は、友達が悩みの元凶となる「フレネミー」についてお届けします! 【漫画】友達を家に呼んだら貯金箱が消えた…!小学生がお金と友情を失った話
【今回のお悩み】
職場にいる友人についての相談です。休日にもよく遊ぶ仲なのですが、彼氏のことを相談すると、あまり連絡を取らないほうがいい、浮気しそうなタイプだよね、などマイナスな発言が多く、不信感を抱くようになりました。また、職場にワンピースを着て行くと「それ可愛いね。でも私なら恥ずかしくて絶対に着ない」などと、褒めているようで、馬鹿にしているのではないか?と思うこともあります。彼女は基本的に自分の話はしない子なので、ますます本心がわからない状態です。これ以上、彼女と関わるのをやめたほうがいいのでしょうか? (28歳・コンサル・Mさん)
【回答】
Mさんのご友人、残念ですが「フレネミー」である可能性が非常に高いですね……。 「フレネミー」とは、“フレンド(友達)+エネミー(敵)”の造語で、“友達のフリをした敵”のことです。 フレネミーの大きな特徴のひとつに、“自分のことを話さない”ということが挙げられます。 フレネミーは、あたかも友人を装って、相手を不幸にさせようとすることが目的です。そのため、相手にとってマイナスな方向に動くように操作したり、自分が優位でいられるようコントロールします。最初は愛想良く、親身なふりをして相談に乗り、いい人であると安心させます。しかし、心を許したのを見計らって、負の道へと導いていきますので注意が必要です! これ以上、Mさんが攻撃されないためにも、まずはフレネミーの特徴をきちんと理解し、原因、対処法について知っておきましょう。
フレネミー女子の特徴は?
先にもお伝えしましたが、フレネミーは、親身なふりをして、悩みの相談を受けるなど、良き友達の仮面を被っているので、そう簡単には敵対しているのがわからないのが、やっかいなポイントでもあります。そこで、フレネミーに見られる言動の特徴を6つまとめましたので、きちんと見極められるようにしておきましょう。 ・人の話ばかり聞きたがる 人の相談事や困りごと、身の回りのことをたくさん聞いてくるので、一見、人の話に耳を傾ける親切な人、優しい人に見えます。しかし、実際にはあなたの周りのことを知って、弱点や失敗談など、マイナスな部分をリサーチしていると言えます。さらにそれとは逆に、自分のことは話そうとはしないのが特徴です。 ・人をディスる言動がある Mさんの友人も同じことがあるので理解できるかと思いますが、フレネミーな人は、褒め言葉の中に、けなしを含めた発言をしていることが多いです。例えば、「そんなダメ男と付き合えるなんて、〇〇ちゃんって偉いわ~」「せっかく可愛い髪型なのに、傷んでいてもったいない」など、褒め言葉のように伝えつつ、さり気なくディスってきます。これは本心から人を褒めているわけではなく、自分を優位に立たせて相手を下げるのが目的です。 ・昔からの友達がいない フレネミーの人は、本性がわかるとどんどん友達が離れていくので、昔からの友達がいないことが挙げられます。話をする中で、昔からの友達の話などが一切出てこない場合は、自らコミュニティーを壊してしまう人である場合があります。 ・プライドが高い とにかくプライドが高いため、自分がけなされたり何か問題が起きた時に怒りやすかったり、相手に対して悪態をつく場面が見受けられる場合があります。 ・本人のいないところでの悪口を言う 本人の前では友達気取りでも、陰では悪口を言うのがフレネミーな人の特徴です。相手にとって不利な情報を得たら、それを周りに言いふらしたり、嘘の情報を流したりと、相手をマイナスな状況に立たせます。 ・弱さを武器に共感を得る 自らを悲劇のヒロインとして装い、味方を作ろうとするのもフレネミーによくある行動です。相手に攻撃されたこと、過去の悲しい出来事などを出して、弱さをアピールしてくることがありますが、結局は自分に気を引くための手段です。次第に弱さを利用して、自分の意見を通そうとしたり、図々しい行動を取ることがあるのが特徴です。 フレネミーによくある、腹黒い一面をしっかりと見極めるようにしましょう。