真心ブラザーズ・YO-KING「ユーモアと軽やかさ、その2つはロックンロールには不可欠」レッチリの魅力に言及
◆第3位「健康」
音楽活動をするにはやはり体が資本とあって、開口一番「健康じゃないとあかんです」とYO-KINGさん。かといって、運動のやり過ぎも良くないとし、「自分の体と対話して、ほどほどのところを見極めること。しかも若いうちにというのが大事」と話します。 そう思うようになったきっかけは、自身が尿管結石を患ったときでした。それがきっかけで自分の体と向き合うようになったというYO-KINGさんは、「いろいろと(健康に関する)情報を得て、(そのなかから)自分に合うことを探すのが大事だと思う」と力説。 健康について調べたことをYO-KINGさんからよく聞くという桜井さんは「幾つか自分に取り入れているものもありますね」とうなずきます。
◆第2位「考え過ぎないこと」
毎朝、「心配しない」「取り越し苦労をしない」と神棚に祈っているというYO-KINGさん。「放っておくと人間って心配するようにシステムができているんだよね。だから、そうやって毎日覚悟を口にすると、本当に心配しなくなっちゃって、こんなおじさんになりました(笑)」とユーモアたっぷりに語ります。
◆第1位「人」
第1位に“人”を挙げた理由について、桜井さんは「一緒にやるメンバーはもちろん、手伝ってくれるスタッフの皆さんがいて、そして曲を聴いて楽しんでくれるお客さんがいないと音楽にならないし楽しくもないので、そういう意味でも人には恵まれていると思う」としみじみ。 これにきゃりーが、「それは完全におふたりの人柄が“最高”というところがきっとありますけどね」とうなずくと、即座に「そうだよね」と答えて笑いを誘うYO-KINGさん。「こんな自分に集まってくる人たちだから、“人は鏡”と言うけど、自分が面白くて楽しい人じゃないと、人は集まってこないですからね」と話しました。
★Chapter#0 Library★
ゲストが背中を押された作品を紹介してもらうコーナーで、桜井さんがセレクトしたのは、アーティストのモリクン。 「僕らよりちょっと先輩なのかな? 昔、ザ・ポテトチップスというバンドをやっていて、すごくいいんですよ! 曲がよくてポップセンスもめちゃめちゃあって。でも、歌がそれほど上手いわけでも、顔がめちゃめちゃいいわけでもないんだけど、グッとくるというか。それでいて愛嬌もあってギャグも分かるユーモアのある人で、ミュージシャンのなかで、モリクンファンの人って非常に多い」と彼の魅力を熱弁しつつ、「モリクンの継続力に比べたら、俺なんか“まだまだだよな”と思って久しぶりにモリクンのCDを聴いてみたらすごくよかった」と桜井さん。この日に持参してきたというモリクンのベストアルバム『ザ・ベリーベスト・オブ・モリクン』をオススメしていました。 一方、YO-KINGさんが挙げたのは、Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)。 「レッチリはずっと好き。例えば、僕らが1995年に出した『KING OF ROCK』というアルバムがあるんですけど、レッチリの影響をすごく受けていて。なぜこんなにレッチリがずっと好きなのかと思ったら、ユーモアと軽やかさがあるんですよね。その2つはロックンロールには不可欠で、絶対にそこは忘れちゃダメだなと」とセレクト理由を語りました。 真心ブラザーズの2人との2週にわたるトークを振り返り、きゃりーは「これからライブもするということで、父とチケットを取って地方でもいいのでライブに行ってみたいです。ライブももちろん素晴らしいですけど、今回お話してみて、絶対MCも面白いだろうし、生で観てみたいと改めて思いました」と話していました。 (TOKYO FM「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」2023年12月3日(日)、12月10日(日)放送より)