太鼓やジャズなど200人堪能

コンサートで披露された太鼓演奏＝殿町の松阪神社神楽殿で

　三重県松阪市殿町の松阪神社（波多瀬秀之宮司）で13日午後6時から、「第27回四五百之森コンサート」が開かれた。奉賛会（田中保会長）主催による秋季例大祭の一幕で、ライトアップされた幻想的な雰囲気の中で多くの人が音楽を楽しんだ。 　コロナ禍の3年間は一般公開せずに神社関係者だけで雅楽の奉納を行ってきたが、昨年4年ぶりに他のプログラムを復活させて公開に戻した。 　この日は、200人以上もの市民らが参拝し、神楽殿で演じられる雅楽や和太鼓演奏、ジャズ演奏などに聴き入った。 　まず同神社雅楽会の演奏があり、津市立香良洲小学校4年生の葛井愛梨さん、西山楓夏さん、栗城芽依さんの3人が「豊栄の舞」を奉納。清楚（せいそ）でかれんな舞に盛大な拍手が送られていた。 　その後、松阪太鼓が「朱雀」「出陣」「流れ」を演奏。大太鼓から小太鼓に、また小太鼓から大太鼓と打ちつなぐ力強いばちさばきで観客を魅了した。 　田中会長らは「コロナで長く縮小開催が続いたが、以前の内容に戻って良かった」と話した。