識別番号5番目の新千円札 小国町の北里柴三郎記念館で展示
熊本朝日放送
発行から一夜明け、新紙幣の本格的な取り扱いが始まる中、熊本県小国町に贈られた若い識別番号の新千円札がお披露目されました。 紙幣には、10桁のアルファベットと数字が刻まれていますが、AAから始まり「1」番に近い若い識別番号のものは日本銀行から肖像の縁の地に贈呈されます。 新紙幣が発行された3日、若い番号の新千円札を受け取った小国町の渡邉誠次町長が北里柴三郎記念館に持ち帰りました。 町出身の細菌学者、北里柴三郎の肖像画の下に記されている番号は、AA000005AA。新紙幣は、早速ショーケースへ。4日から展示が始まり、訪れた人は番号を確認しながら写真を撮っていました。 訪れた人 「(若番を見られると思わず)まさかですよね」 「うれしいです。こういう機会に来られたことが」 北里英郎館長 「小国町が生誕地ということで、早い番号がいただけて本当に良かったと思います。この千円札を見て、柴三郎がどんな人だったのかということを疑問に思って、足を運んでいただけたらと思います」 【解説】 若い番号の紙幣は、新紙幣誕生の広報の一環として、お札の肖像の縁の地に日本銀行が贈っています。いずれも、一般公開されることを前提としています。 熊本県小国町には「AA000005AA」つまり、5番の新千円札が贈呈されましたが、1番は貨幣博物館に。2番は富嶽三十六景神奈川沖浪裏の舞台、神奈川県に。3番は北里柴三郎が開設した学校法人北里研究所に贈られました。 5千円と1万円の新紙幣も、それぞれ縁の地に贈られましたが、贈呈先が書かれていない識別番号の紙幣は、一般に流通するそうです。