大宮・氷川参道で清掃活動 2歳から60代が一緒に
「ふらっとおたちよりサロン」清掃活動が12月13日、氷川神社二の鳥居付近の参道で行われ、地域住民や保育園児ら23人が参加した。大宮の中央薬局(さいたま市大宮区大門町3)、大宮区東部圏域地域包括支援センター白菊苑(寿能町2)の共催。(大宮経済新聞) 【写真】境内まで落ち葉を運ぶ園児たち 同サロンは今年6月から開催。中央薬局の薬剤師・沖原雄さん、白菊苑の地域支え合い推進員・石黒美希さん、「大宮区障害者生活支援センターやどかり」の鈴木裕貴さんが、支援センターの存在を地域の人に広く知ってもらい、困り事を抱える人を福祉の窓口につなげやすくすることを目的に立ち上げた。 地域で参加者を募り、月2回ほど簡単なハンドメードワークショップや理学療法士によるセルフケア講座などを行う。第10回となる今回は「氷川神社の魅力を発見しよう」と題し、毎月中旬に行う清掃活動として、氷川神社二の鳥居から三の鳥居にかけての参道の落ち葉掃きを行った。 当日は地域住民のほか、「なでしこキッズルーム大宮園」の2歳児・3歳児、「やどかり」の利用者も参加。小さい子どもから高齢者までが、協力して清掃した。およそ1時間にわたって清掃を行った後は境内を散策し、本殿を参拝した。 沖原さんは「当薬局を地域の方が病気でなくとも気軽に立ち寄れる場所にすることも、サロン開催目的の一つ。薬局は、地域の方を医療や福祉につなぐ『案内所』の役割も担える」と話す。「参道清掃は、散歩に来た方からも声をかけられやすく、地域の人と知り合うきっかけにも向いている。毎月中旬に実施しているので、気軽に参加してもらえれば」と呼びかける。 参加したキッズルーム保育士の西村千秋さんは「竹ぼうきを持つのも初めての園児たちが、一生懸命楽しく取り組んでいた。地域のいろいろな大人たちと活動することは園児にとって、とても良いこと。こうした機会があるのはありがたい」と話す。「やどかり」利用者の菅野智生さんは「落ち葉が思ったよりたくさんあって驚いた。子どもたちもかわいくて、一緒に清掃できて良かった」と話す。
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