「協会の宮城野親方イジメはえげつない」 タニマチとの会食が禁止で大打撃…ついに“兵糧攻め”を開始した相撲協会
早速、元白鵬の宮城野親方(39)が追い込まれている。先般の不祥事によって宿敵の日本相撲協会から、さまざまなペナルティーを科され始めたのだ。宮城野部屋が迎えている深刻な危機について掘り下げた。 【写真を見る】「殺虫剤のスプレーに点火した炎で弟弟子の体を」 非道なイジメで処分された北青鵬 ***
今月10日の春場所開幕を目前に控えた各相撲部屋は、大阪やその周辺に宿舎を構え、稽古に励んでいた。だが、宮城野部屋については普段とは様子が異なり、宿舎の入口ドアには稽古の見学と取材を断る紙が張られていた。 「先月、弟子だった元幕内北青鵬(22)の暴力行為を止めず、監督責任や報告義務を怠ったとして、協会は宮城野親方に階級降格などの処分を下しました。また、宮城野部屋について、今春場所は玉垣親方(59)が師匠代行を務め、4月以降は所属する伊勢ケ浜一門の預かりとすることも決めたのです」(大相撲担当記者)
「着物姿で出かけなさいと言われていて…」
さらに、協会の指導によって現在、宮城野部屋の親方や力士たちは外部との接触を絶たれている。それは、稽古の見学や取材などの来客を断らなくてはならないだけでなく、 「生活上、どうしても必要な買い出しや通院を除いて、外出の自粛も命じられているのです」(同) 宿舎から出てきた若い衆に聞いてみると、 「たしかに外出自粛中ではありますが、食事をテイクアウトしたりコインランドリーに行ったりするのは許されています。でも、お相撲さんだと分かるように着物姿で出かけなさいと言われていて……。これがけっこう目立つんです」 連日、宮城野親方も宿舎で寝泊まりし、稽古に顔を出しているという。
絶好のチャンス
宮城野親方は横綱白鵬だった現役時代から、協会に目の敵にされてきた。 「協会からすれば宮城野親方は横綱だった頃、観客に三本締めを促すなどパフォーマンスが過ぎたり、立ち合いでエルボースマッシュのような汚いかち上げを食らわせたりと品格に欠ける存在でした。将来、協会を乗っ取らんとばかりの野心を隠さない彼に、強い警戒心を抱いている側面もあるでしょう」(前出の大相撲担当記者) 協会は今こそそんな宿敵を追放する絶好のチャンスだと捉えているようだ。さる協会関係者によれば、 「今、宮城野親方や弟子たちは協会の命令によって、タニマチとの会食ができなくなっています。その上、今春場所では千秋楽パーティーまで禁じられてしまった。親方や力士にとってタニマチとの交流は遊びではなく重要な仕事です。これを制限されるのは、食いぶちを召し上げられたのと同じことだと思います」