『今日好き 冬休み編2024』4話ーー人気女子メンバーが新たな“王子さま”と急接近!
11月25日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。冬休み編2024』(以下:今日好き)。現役高校生たちが修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。 【写真】新たな“王子さま”と遊園地デートをするまほこ 「私は追われたい派だから」 以下より、12月16日公開の4話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 ・くめはる&まほこが今週の主役に 中川大輔が虚空に嘆いた“楽しい時間”の終わり 4話序盤、スタジオの“恋愛見届け人”を務める中川大輔が、虚空に向かってこう嘆く場面があった。「本当、2日目まではな~、楽しいんだよな~」。それを聞いて大爆笑するスタジオの一同。視聴者を含めて、全員の心を代弁するような一言。納得でしかない。 なぜ、恋をするだけでこんな想いをするのか。こんな想いをするなら、花や草に生まれたかった……というのは言い過ぎだが、ともあれ『冬休み編2024』も後半戦に突入し、メンバー間の雰囲気は一気に真剣なものに。今回は3泊4日で、通常よりも旅程に余裕があり、全員の仲もさらに深まっていると同時に、いわゆる“第二候補”とも会話が叶っているわけだが、かといって明確にカップル成立の可能性が思い浮かぶペアもいないところ。本稿にて振り返る2日目夜以降、大どんでん返しがあるのか、ないのか? ということで今週の主役は、まほこ(瀬乃真帆子)とくめはる(久米陽斗)。関係性としては、くめはるの方が彼女を追いかけている展開だが、まほこにはここで新たな“王子さま”が。初日から話しかけようと思うも、なかなかそのチャンスを掴めなかった、らいち(甲斐虎壱)である。 2日目も間もなく終わる頃、まほこの誘いから、バーベキューで隣り合わせの席に。このタイミングにして「はじめまして」の言葉が出るあたり、お互いの関係値を示しているようだったが、『今日好き』のような大所帯なら無理もない。最初こそ初々しい空気も流れたものの、どうやらこのふたり、相性バッチリらしい。らいちの長所が元気なところだと伝えられると、まほこが「あんまり元気感、まだ出てなくない?」とイジりはじめ、らいちの方も「ポニーテール揺らしま~す」と、過去の旅でのまほこを引っ張ってきてお返しする。 ・らいち×まほこ、絶叫系が苦手ゆえ急接近? らいと「ふたりで行っちゃえ!」アシストも そんなふたりの危なげない“よい雰囲気”は、3日目も継続。この日は、全員で台湾最大級の遊園地を満喫したのだが、実は絶叫系アトラクションが大好きなメンバーが多いなか、らいちとまほこだけが苦手な様子。最初こそ、メリーゴーランドなどでその場のお茶を濁していたわけだが、いざ、そのときが訪れたとき、らいちがこう切り出してくれた。「まほこちゃん、ふたりで安全なやつ乗らん?」。絶叫系が苦手なことを逆手に取って、逆にアドバンテージに変えた瞬間である。 らいちとまほこ、さらに絶叫系が不安だというらいと(奥村頼斗)を加えた3名で、再び緩めのアトラクションに。アトラクションを楽しんでいる最中、まほこはまだ悩んでいるフェーズではあるものの、「らいちくんの方が(気持ちが)大きいです」との一言が出たことから、気を利かせたらいと。次の目的地への道中、地図と睨めっこするらいち×まほこに向けて、「ふたりで行っちゃえ! 行っちゃえ!」と、自ら“恋のキューピット”を買って出てくれた。 この言葉こそ、まほこが以前の『ドンタン編』で、後の“しょうせら”カップルを2ショットに送り出したものだが、まさか今度は自分にリバースされるとは。たしかに、らいとがこの場に参加していなくとも、自然と事実上の2ショットにはなっていたわけではある。が、こうして送り出して、賑やかしてくれる第三者がいるのといないのとでは、ふたりきりの状況に感じる重みや尊さが全然違う。その意味で、らいとの存在が大きすぎるし、なにより単純に“いい奴”すぎる。 らいとのアシストはこの後、大きく活きるものに。いわゆる“恋愛価値観”として、まほこが連絡頻度は「多いに越したことはないですね」など、かわいらしい一面を見せるといった積もる話は山ほどあれど、特筆すべきは、彼女がかつての旅で抱え、カップル成立に至れなかった不安を、らいちがごく自然に、かつ先回りで解消していた場面である。まほこ自身、感じたことはハッキリと伝えたいタイプだというが、らいちがその後「結構、積極的にいくかもだけどいい?」と、彼女がほしかった言葉を投げかける。まほこは「ホントに?」と一気に目を輝かせ、「私は追われたい派だから、追ってほしいな~」とご満悦な様子だった。 こうしたときに首を傾げるのが、まほこの愛されるところであり、なによりこうして気持ちを隠さない女子は、いちばん幸せになれるもの。最後に“とある約束”もしてこの2ショットを終えたが、それが果たされるのはいつになるのだろう。 ・くめはる、みづき含めて気まずい“4ショット” オーディション組の恋に早くも結末が? さて遡ること、らいちがまほこを“安全なやつ”に誘った場面。笑顔のまほこを送り出すように、口をぽかーんと開けて“マジか”と顔に書いてあった男子がいる。もちろん、くめはるだ。まさか、絶叫系に強いことがディスアドバンテージになるとは。らいちとは本当に真逆の展開である。 そんなくめはるにとって、3日目はなかなか辛い展開となった。特に、自身と同じく“オーディション組”のみづき(秋山みづき)との関係性。実は、件のバーベキューでまほこがらいちに話しかけた際、くめはるはみづきと隣り合わせに。お互いに想いあっていた者同士のはずが、「(気持ちを伝えるのが)難しい……」と、口をつぐむ場面が多くなっていた。もしかすると、“相手には自分のほかに、もっと好きな相手がいるのでは?”と心配で、本音を言えなかったのかもしれない。ボタンの掛け違いが、始まっている気がする。 そこからの遊園地。らいち×まほこのほか、残りのメンバーも散り散りとなり、その場に残ったのは、くめはる×みづきと、くめはるを追いかけるかずな(栗原一菜)、そんなかずなに気持ちを絞った、まのあ(河野真ノ彩)。構造としては、くめはるを追いかける女子ふたりと、居心地の悪いまのあ。しかも、かずなから「特にね、わかんないじゃん、この人」、みづきからも「ぽかーんっていつもしてるから、“なに考えてるんだろう?”ってずっと思ってた」と集中砲火。女子ふたりも耐えきれなくなったのだろう。本当に、その場に居合わせてしまったまのあの心境ったら。 くめはるの気持ちも、わかる。『今日好き』で出逢った彼女と本当に長続きしたいと想う気持ちが強いあまり、闇雲に行動できず、一つひとつの場面で慎重になってしまう。それゆえ、伝えたい本音を伝えられない。たしかにわかる。なにより「いまは……かずなちゃんか、まほこちゃんの方が(気持ちが)大きいかな」という残酷な言葉を、オーディションで苦楽をともにしたみづきに伝えるのは、あまりに酷すぎる。くめはるの答えを聞いて「そうなんだね……」と、みづきは寂しそうな目で遠くを見つめていた。 当初はカップル成立間違いなしと謳われた、……×……のオーディション組。ふたりの物語は、ここで終わってしまうのか。さまざまな意味で、大どんでん返しとなった3日目中盤まで。……と……で、かなりの明暗が別れる状況を迎えている。
一条皓太