小渕優子 父のマネロン団体から1億5千万円を“特権相続”【全文公開】
“平成おじさん”と呼ばれた父
かつて、国会議事堂から西側へ坂を200メートルほど下った先に11階建てのビルが佇んでいた。竹下登元首相ら、経世会の大物政治家が事務所を構えた「秀和永田町TBRビル」。政官財の来客が途切れることなく、“権力の館”と呼ばれたほどだった。 当時このビルの4階に置かれていたのが、小渕恵三首相(当時)の資金管理団体「未来産業研究会(未来研)」の事務所だ。元側近によれば、例に漏れず千客万来で、領収書のないお金も飛び交っていたという。 だが、時の宰相が急逝すると、この「未来研」に蓄えられていた巨額のカネは――。
本文:3,410文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年9月28日号