呼吸と瞑想。ヨガの本質は“心を鎮める”こと【インドヨガ修行体験記】
クラスから学んだこと
私が先生から教えてもらったことは、やり方のみ。先生は、「なぜ」に対して「とにかく続けること」しか答えませんでした。また、自分自身がやってみてどう感じたかを私たちに問いかけてくれました。経験してないことを情報だけで理解することはできません。自分の小さな経験の中から想像しているだけだからです。はじめから情報に頼りすぎず、まずは実践すること。そして、「なぜ」に対する一つの答えに執着せず、心をあるがままにさせます。
呼吸を意識して、自分のペースを取り戻す
初めはレッスン中に先生からの「吸って」「吐いて」の言葉を意識し過ぎてしまい難しさを感じていましたが、実践を繰り返すうちに、人に合わせなくていいということに気づき、周りによって自分のペースを乱すことが減っていきました。アーサナでは呼吸と身体の動きが連動する心地良さを感じられるようになりました。この記事を読んでくれたみなさんにとっても、忙しい現代社会の中で頑張っている身体と心の健康状態を見直すきっかけになればと思います。まずは毎日何気なく行っている「呼吸」に意識を向けてみてください。 松本実奈美(まつもと・みなみ) 元Yoga&Fitness編集部。退職後、ヨガ修行と一人旅を兼ねて約2カ月間インド生活を送る。WORLD PEACE YOGA SCHOOLの『200 Hour Yoga Teacher Training』講座修了
取材:松本実奈美