<ONE PIECE FILM RED>興収203億円の大ヒット作が地上波初放送 尾田栄一郎“伝説の短編”原作「MONSTERS」も
2022年に公開され、大ヒットした尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)が、フジテレビで10月13日に放送されることが分かった。同作が地上波で放送されるのは初めてで、完全ノーカットで放送される。同日、尾田さんが「ONE PIECE」を連載する前の1994年に発表した伝説の短編読み切り「MONSTERS」が原作のアニメ「MONSTERS 一百三情飛龍侍極(いっぴゃくさんじょうひりゅうじごく)」が放送されることも発表された。同作も地上波初放送となる。ともに放送時間は後日発表される。 【写真特集】19歳の尾田栄一郎が描いた伝説の短編がアニメに 「MONSTERS」迫力ビジュアル!
「ONE PIECE FILM RED」は、「ONE PIECE」の劇場版シリーズ15作目で、音楽の島・エレジアを舞台に、世界中を熱狂させる歌姫で赤髪のシャンクスの娘であるウタと、ルフィ率いる麦わらの一味、シャンクスによる物語が描かれた。名塚佳織さんがウタの声優を務め、歌手のAdoさんがウタの歌唱を担当した。
2022年8月6日~2023年1月29日の177日間にわたってロングラン上映され、2023年10月には、1カ月限定のアンコール上映を実施。最終興行収入は約203億4000万円、観客動員数は約1474万人(興行収入、観客動員数ともに興行通信社調べ)を記録し、シリーズ最高記録を更新。邦画歴代興行収入ランキング4位にランクインするなど大ヒットした。2022年の大みそかに放送された「第73回NHK紅白歌合戦」にウタが紅組歌手として出場したことも話題になった。
「MONSTERS」は、「ONE PIECE」のスリラーバーク編にも登場した伝説の侍・リューマの過去が描かれ、平和を乱す恐怖の存在・竜が出現した世界を舞台にリューマが活躍する。1994年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)の増刊「週刊少年ジャンプ 特別編集増刊 1994 年 Autumn Special」(同)に読み切りとして掲載された。