米民主党、バイデン氏正式指名の前倒し検討か…候補差し替え論をけん制
【ワシントン=池田慶太】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は1日、11月の米大統領選で、民主党が8月の党大会開催を待たずにジョー・バイデン大統領(81)を党候補に正式指名することを計画していると報じた。先のテレビ討論会後、バイデン氏の年齢的な衰えに懸念が広がっており、早期指名で党内の候補差し替えの動きをけん制する狙いがある。 【写真】精彩欠いたバイデン大統領「居眠りしそうになった」…民主党内で公然と撤退求める声
党予備選を圧勝したバイデン氏は8月19~22日にイリノイ州で開かれる党大会で大統領候補に正式指名される予定だった。同紙によると、党全国委員会は同月5日に開くオンライン形式の会議で指名する案を検討している。米ブルームバーグ通信によると、7月中に前倒しする案もある。
討論会後の世論調査ではバイデン氏は出馬すべきでないとの回答が7割超に達し、高齢不安に拍車がかかっている。