Jリーグ初のイラン国籍選手誕生 J1福岡が同国代表FWザヘディ獲得を発表「多くの良い時間を過ごせるように」 特例措置で6月末までの契約
J1アビスパ福岡は7日、イラン代表FWシャハブ・ザヘディ(28)を獲得したと発表した。Jリーグ初の同国籍選手となる。ザヘディは2021年からウクライナ1部のゾリャ・ルガンスクでプレー。ロシアのウクライナ侵攻に伴う国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置でイラン1部ペルセポリスに所属していたが、今年2月で退団した。福岡加入もこの特例措置に基づき、契約期間は今年6月30日までとなる。背番号は9。 ■なぜアビスパ福岡サポーターは迷子になったのか【動画】 クラブを通じ、「この度、アビスパ福岡へ加入することができ、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。皆さんにたくさんの笑顔を届けられるよう全力を尽くします。また皆さんと共に多くの良い時間を過ごせるようにしたいと思います。私達アビスパ福岡が掲げる目標を達成できるよう、全ての試合において全力で挑んでいきます」などとコメントを出した。 ザヘディは高い決定力を持つ身長187センチの万能ストライカーで、過去にはハンガリーなどでもプレーした。昨年はイラン代表にも選ばれ、プロのキャリアをスタートさせたペルセポリスに復帰。22~23年シーズンのリーグ戦で16試合出場6ゴールを挙げ、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でも得点した。 福岡は昨季限りで2年連続10ゴールの山岸が名古屋に移籍。広島から元スイス代表のベンカリファを獲得したが、開幕からの2戦はコンディション不良で欠場した。 FIFAはウクライナ、ロシアでプレーする外国人選手や監督について一時的に他国のクラブへと移れる特例措置を22年3月に定めた。同年6月末までだった特例措置の期限は2度にわたって延長され、今年6月末までになっていた。
西日本新聞社