夫が内緒でへそくりを「100万円」貯めていました。これって夫婦の「共有財産」ですよね?
普段からお互いの収入やお金について話し合う機会が大切
お金に関する問題は、夫婦間のトラブルにつながり、場合によっては離婚の原因にもなりかねません。普段の会話の中で、お互いの収入と支出や貯蓄計画について、話し合うことが大切です。 お互いの収入・支出については、以下の内容を確認します。 ・総支給額と手取額 ・住居費や光熱費などの固定費 ・食費や日用品などの変動費 ・毎月の貯金額 ・個人の趣味に掛かる費用など 将来的な目標については、以下の内容を確認しましょう。 ・目標貯蓄額 ・住まいは賃貸か持ち家か ・子どもを持つことについて ・子どもの教育費について(習い事や学習塾の費用など) 上記のような内容を話し合い、お金に関する共通の認識を持つことが大切です。お金に関する話題は話しにくいものではありますが、仲のよい夫婦間でも価値観の差はあるでしょう。ささいなずれが、後々、大きなトラブルやいさかいにつながることもあります。 なお、固定費や貯蓄の目標額、将来的な支出額について話し合った結果、生活に支障のない程度にへそくりを持つことが、夫婦円満の秘けつになることもあります。お互いの生活の中で、自身の趣味に使ったり、夫婦で旅行したりと、ちょっとした楽しみを持つのもよいでしょう。 ある程度の金額のへそくりを持つことも、話し合いがあったうえであれば寛容になれますし、お互いが趣味にお金を使うことで心に余裕が生まれれば、生活は豊かになるでしょう。普段からお金について、オープンに話せる関係を築くことが大切です。
夫婦間でお金について話をしよう
普段からお金について話し合いをしていると、お互いのお金に対する価値観などを把握できます。相手への理解を深めることで、信頼できる関係の構築が可能です。そして、お互いに家庭のお財布事情を知っていれば、将来のリスクにも備えられるでしょう。 出典 デジタル庁 e-Gov法令検索 民法 第四編 親族 第二章 婚姻 第三節 夫婦財産制 第二款 法定財産制 (夫婦間における財産の帰属)第七百六十二条 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部