【宝塚記念】「前走GⅡかGⅢで連対した馬」は単回収率280% データで導く穴馬候補3頭
京都芝2200mはキズナ天国 ディープボンド
最後はGⅠで2着4回、3着1回の古豪・ディープボンドを選ぶ。ジャパンCから3戦大きい着順が続いて「衰え」もささやかれたが、得意の天皇賞(春)3着でしっかり健在をアピールしてきた。 京都芝2200mの種牡馬別成績を見ると、キズナの数字が際立っている。通算成績【6-6-2-14】複勝率50.0%、単回157%、複回130%からベタ買いOKで、今年の京都新聞杯もキズナ産駒のワンツー決着だった。 さらに、キズナ産駒が「4角2番手以内」で通過してきた場合は【1-4-1-2】複勝率75.0%。今回は逃げ馬が1頭もおらず、条件戦時代までさかのぼるとカラテやローシャムパークが「ハナを切ったことがあるにはある」という程度(あとはベラジオオペラがハナ争いをしたぐらい)。ディープボンドが2番手以内で回ってくる確率は低くない。 自身もデータに漏れず当地で京都新聞杯勝ちの実績があり、京都外回りでは【1-1-2-1】、唯一の着外は菊花賞4着というコース巧者だ。ズブさを下り坂での加速で補える点で、コース形態が合っている。前々で運んでの粘りこみに期待しよう。こちらはルージュエヴァイユと反対で、雨が降るのは大歓迎だ。 <ライタープロフィール> 鈴木ユウヤ 東京大学卒業後、編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、X(Twitter)やブログで発信している。好きな馬はショウナンマイティとヒガシウィルウィン。
鈴木ユウヤ