2024年1月期放送のテレビ朝日系オシドラサタデー『恋する警護24時』で、Snow Manの岩本照が連続ドラマ単独初主演を務めることが発表された。 　岩本が演じるのは、少数精鋭のボディガード会社に勤務する要人警護のスペシャリスト・北沢辰之助。その辰之助が24時間の警護にあたるのが、白石麻衣が演じる負けず嫌いな弁護士・岸村里夏。脚本は『ナースのお仕事』（フジテレビ系）シリーズや『電車男』（フジテレビ系）などの人気ラブコメを手がけた金子ありさが担当する。 　岩本が演じる辰之助は、運動神経抜群、冷静沈着な判断力で活躍する会社のエース的存在の無骨なボディガード役。一方の岸村里夏は負けず嫌いで毒舌、わが道を行く弁護士と、相性が最悪の2人だが、24時間警護のためにひとつ屋根の下で暮らすことに。 　岩本といえば、グループ活動に加えて、毎年年末に放送される『SASUKE』（TBS系）での印象も強いのではないだろうか。これまでバラエティ番組では「筋肉痛はAmazonより早く届くプレゼント」など、“マッスル名言”とも呼べる言葉を残すなど、芸能界きっての肉体派、筋トレキャラとして知られ、『SASUKE』への出場によって単なるキャラではなく、“ガチ”であることが証明された。 　2017年から出場している本大会では、事前番組でも岩本にフォーカスが当てられ、過酷なトレーニングに果敢に挑戦する姿が放送されてきた。さぞかし苦しいだろうと思いきや、岩本は「楽しい！」と笑顔を見せる。大会についても「嘘が通用しないのが好き」と語るなど、並々ならぬストイックさは誰の目にも明らかだった（※1）。また、岩本は雑誌『Tarzan』（マガジンハウス）で、「筋肉吟遊詩人・岩本照裏切りの筋トレ・メソッド」という連載を持つほどで、ストイックに鍛え上げたボディは、俳優業にも活かされている。 　デビュー前からさまざまなドラマ作品に出演してきたが、2013年放送『BAD BOYS J』（日本テレビ系）では極楽蝶のリーダー・桐木司（中島健人／Sexy Zone）の仲間、川中陽二役で出演。役柄に相応しい鋭い視線を見せ、キレのある動きでアクションも華麗にこなした。 　映画初主演を務めた2022年7月公開の映画『モエカレはオレンジ色』では、消防士・蛯原恭介役を好演。人命救助にあたるに相応しい恭介の実直さが、後ろ姿からも感じられる芝居で観客を魅了した。少女漫画原作であり、胸キュンを誘う場面も盛り込まれていたものの、岩本のセリフ回しと説得力ある風貌、消防士としての機敏な動きが全体を引き締めていた。それがあるからこそ胸キュンシーンが響き、同時に消防士の過酷さと偉大さも伝えた印象だ。