「自己肯定感と正答率に関係性がある」 県教委 全国学力調査を分析 自分をコントロールする力も 鹿児島
鹿児島テレビ
受験生のみなさんは、これから追い込みの時期を迎えると思います。 鹿児島県教育委員会は、全国学力学習状況調査の結果を踏まえ、「自分を信じて、自分を肯定する児童生徒の成績がよい」とする学力向上へのカギを解き明かしました。 県教委 義務教育課・水島淳課長 「調査の数字ごとの関係性を調べた。自己肯定感と正答率を分析したところ、関係があることが明らかになった」 全国学力学習状況調査は、全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に、国語や数学のテストが2024年4月に実施されました。 県教育委員会が県内の学習状況を分析したところ、「自分に良いところがある」「先生は認めてくれている」などの質問に「はい」と答えた児童、生徒の正答率が「いいえ」の児童生徒を上回る傾向が見られました。 つまり、自分を信じて、自分を肯定する児童生徒の成績が良かったということです。 また、「課題解決に自分で考えて取り組む」と回答した児童生徒の全ての科目の正答率は、そうではない児童生徒より、約20ポイント良い結果が出ています。 「自分をコントロールしてどう奮い立たせるのか」で差が出ていると分析しています。 そしてこれからが勝負の受験生にもメッセージを贈りました。 県教委 義務教育課・水島淳課長 「受験まで1~3カ月ある。まだ、時間はある。自分の得意な力の発揮の仕方を気づいて、それを本番でもできるように。少しずつでも『とりあえずきょうはここまで』とか小さい目標を立てながら何かしら、とりかかり始めることが大事」 学校や塾のほかに自分の足りない部分を補うために、自分で計画を立てる家庭での学習も大切だそうです。
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