ラグビーリーグワン 花園2連敗で2部降格 浦安は1部昇格果たす 入れ替え戦
◆ラグビーリーグワン入れ替え戦・第2戦 花園(1部12位)30―35(前半13―8)浦安(2部1位)(24日・花園) 花園(旧近鉄)が2部に降格した。2季連続同カードとなった浦安(旧NTTコム)との入れ替え戦。アウェーでの第1戦(18日・えどりく)に12―21と9点差で敗れた花園は、ホームでの第2戦も敗れた。来季は3季ぶりに2部で戦うことになった。浦安はリーグワン1部昇格を果たした。 この日の花園は、チームの要・元オーストラリア代表SHウィル・ゲニアが脳震とうから5試合ぶり先発復帰し、“戦友”同SOクウェード・クーパーとの頼れるハーフ団を再結成。日本代表FBセミシ・マシレワがWTBで先発し、今季最終戦で役者がそろった。 前半1分、敵陣22メートル付近のラインアウトから右へ展開し、ゲニアが抜け出して先制トライ。クーパーのゴールキックも決まり、7―0とした。10分にはクーパーがPGを決め、第1戦の点差を逆転する10点差とした。その後、浦安に1トライと1PGを献上し、10―8。38分にクーパーが右中間約30メートルのPGを決め、13―8で前半を終えた。 後半は11分、クーパーがゴール前へ蹴り込んだゴロパントをCTBステイリン・パトリックがキャッチしてトライ。クーパーのゴールキックも決まり、20―8とした。13分には1PGを献上したが、3分後にはクーパーが40メートルPGに成功。23―11とリードを広げたのもつかの間、17分にペナルティートライを献上し、23―18となった。 後半26分にはマシレワがキックをチャージされてトライ(G)を奪われ、23―25と逆転を許した。さらに、1トライ1Gと1PGを追加され、敗れた。 入れ替え戦・第2戦の残り2試合は25日に予定されており、三重(旧ホンダ、1部11位)―愛知(旧豊田自動織機、2部2位)、BR東京(旧リコー、1部10位)―東葛(旧NEC、2部3位)が争う。 ※得点時間は速報値。 ◇入れ替え戦の昇降格決定方法 〈1〉勝ち点(勝ち4、引き分け2、負け0。3トライ差以上の勝ち、7点差以内の負けは勝ち点プラス1)、〈2〉勝利数、〈3〉得失点差、〈4〉トライ数、〈5〉トライ後のゴール数によって決定。〈1〉が同数の場合に〈2〉によって決定し、以降も同様。
報知新聞社