稀代の歴史的名車、2代目フィアット「500」を勉強しよう! 5つのジェネレーション/タイプを簡単に解説します【週刊チンクエチェントVol.34】
見た目以上に車体には大幅な改良が加えられていた
500Fはその後継として1965年に登場。2代目チンクエチェントでは最も生産台数の多いモデルであり、同時にヒストリックカーとなった今もチンクエチェントの中で最も人気が高いといえる。ルパン三世が愛車にしたのがこの500Fといわれていて、そういったところからも、このモデルを欲するファンが多い。 いちばん大きな変更はドアが一般的な前ヒンジの後ろ開きとなったことだが、同時にフロントウインドウが拡大されるなど、実は見た目以上に車体には大幅な改良が加えられている。 ドライブトレインなどは500Dを熟成させたようなもので、機能面も充実化が図られているが、プラスティックの時代が到来していたこともあって、金属パーツからプラ製パーツに置き換えられてる箇所も少なからず見受けられる。
嶋田智之