ドジャース・大谷（AP）

◇１２日（日本時間１３日）ＭＬＢア・リーグ地区シリーズ第５戦　ガーディアンズ７―３タイガース（クリーブランド） ◆大谷翔平の妻・真美子さん、デコピンを抱きながらガッツポーズ【写真】 　ガーディアンズ（第２シード）は地元の最終第５戦でタイガース（第６シード）に７―３で逆転勝利。シリーズを３勝２敗とし、８年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ（ＬＣＳ）進出を決めた。 　１―１と同点の５回、レーン・トーマス外野手（２９）が今季投手３冠の『現役最強投手』スクバルの外寄り１５６キロシンカーをたたき、左中間へ決勝の満塁アーチを放った。 　７回戦制のＬＣＳの対戦相手はヤンキース（第１シード）で、１４日（同１５日）に敵地ニューヨークで開幕する。 　もう一方のナ・リーグＬＣＳは、同日にドジャース（第１シード）が本拠地ロサンゼルスでメッツ（第６シード）を迎え撃ち、開幕する。メッツは千賀滉大投手（３１）が先発予定で、いきなり大谷翔平選手（３０）との直接対決が実現する。 　米コーディファイはＬＣＳ進出の全４チームが決まった直後、Ｘ（旧ツイッター）で「今年のワールドシリーズはどのカードになると思うか？」との閲覧者投票を実施。開始から２時間余りで１５００票超が投じられている中、「ヤンキースＶＳドジャース」の得票率が断トツで最多の４３％となっている。 　以下に続くのは「ヤンキースＶＳメッツ」の２２％、「ガーディアンズＶＳドジャース」の１６％、「ガーディアンズＶＳメッツ」の１９％。レギュラーシーズンの勝利数は多い順にドジャース９８、ヤンキース９４、ガーディアンズ９２、メッツ８９だが、ファンはドジャースよりもヤンキース有利と見ているようだ。 　今年６月２０日、ドジャースの大谷は２１号ソロでリーグトップに浮上。その時点でヤンキースのジャッジはメジャー最多の２８本塁打だった。米スポーツグリッドのユーチューブ番組『コーストトゥーコースト』のスコット・フェラール・ホストは、「大谷は球界最高の選手だ。毎日のように打ちまくっている。現時点でのＭＶＰは大谷とジャッジ。そんなのはロケット科学者でなくても分かる。２人とも年俸、著名度、そして露出度でも野球界にそびえ立つセレブだ」と持ち上げ、「しかも、耳をふさぎたくなる連中もいるだろうが、ロサンゼルスとニューヨークは大規模市場で、それが全て。ヤンキースとドジャースがワールドシリーズを戦うことになれば、大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナー、そしてテレビ局は万々歳。毎年そうなってほしいと思っている」と語っていた。 　大リーグ機構や日本のファンのみならず、米国のファンも待ち望むカードが果たして実現するだろうか―。（写真はAP）