J1札幌、前節負傷交代の馬場晴也「もう大丈夫」 クラブJ1ホーム通算300得点まであと2…18日ホーム広島戦
J1北海道コンサドーレ札幌DF馬場晴也(22)が、痛みを押してピッチに立つ。札幌は18日、ホーム・広島戦(20日)に向けて、宮の沢で調整した。前節13日の新潟戦(1△1)で右足首を負傷し、後半10分で退いた馬場だったが、全体練習に加わってフルメニューを消化。「今日やれたので、もう大丈夫。広島戦はいけます」と開幕からの9戦連続スタメンを譲る気はない。 新潟戦の序盤、接触プレーで右足首を痛めた。「打撲と捻挫。いけると思ったが徐々に痛くなった」。ハーフタイムに痛み止めを多めに飲み、テーピングを「がちがちに」巻いて後半に臨んだが、ロングキックを蹴った後、ピッチに座り込んだ。広島戦の欠場が頭をよぎったが「次の日の治りが良かったので」と病院には行かず、復調に努めてきた。 出場にこだわる理由がある。選出漏れしたU―23日本代表が、パリ五輪切符を懸けてカタールで戦っている。16日には中国に1―0で勝つも「見てないし情報も入れてない。代表のことは頭に1つもない」とシャットアウトしている。目標の1つが遠のいた悔しさは忘れ、気持ちは切り替えた。「もうコンサのことしか考えていない。広島戦は引き分けじゃだめ。勝ち点3はマストでいきたい」。2戦ぶり勝利だけを考え、戦う。 クラブのJ1ホーム通算300得点まであと2。DFながら馬場も達成に貢献しにいく。「いつも通りに走った上で、得点にも関われれば。裏を狙うパスは意図的に取り組んでいるので。そこを増やしていければ、更にいい感じのサッカーができる」とイメージを膨らませた。3日の名古屋戦で前線へ上がりプロ初得点を決めた攻撃力で、チームが今季まだない複数得点に絡み、節目の到達と白星をつかみ取る。(砂田 秀人)
報知新聞社